小山靖男プロ vs 3子 高野圭介


1975年10月23日 於 大阪・関西棋院

138手以下略。 白中押し勝ち



                                        高野圭介

小山靖男九段
笠岡の人で、関山利一がご子息・関山利夫に碁を教えるに際し、
格好の碁友をと、学友の小山靖男に
白羽の矢が立ったのがきっかけと聞いている。
何でも、IQの高さは秀才クラスとも聞いた。

小山が活躍した時代は小林・加藤・大竹・趙治勲ら
木谷一門との決戦時代であった。

 小山先生の持論
「碁とは何か?碁とはどういうものか?」そういった碁の本質を
何か把握したとき、あなたの碁は一皮剥ける。」

思うに、碁は思想である。碁のテーゼを自分のものにして、
盤に向かえる人は自信に充ち、しあわせである。

 黒の態度
本局、哀しいかな、黒はヨミ込みの乏しいように思えるふしがある。