山下順源プロ vs 2子 高野圭介

1976年11月15日 於 山崎・守拙会

126手以下略。 黒5目勝ち



                                                 高野圭介

細川千仞
私は大阪スポーツマンクラブに入っていまして、その囲碁同好会で、
信細川千仞先生に指導を受けまして、5段の免状を戴きました。

先生は
「コウの細川」とか「碁は断にあり」の名言でも知られていました。

病床の古武士
やがて、先生が病を得て、不治の病ということで、
ご自宅にお見舞いに伺いました。

先生はその厳しい病床から、
身体を起こしてキチッとご挨拶をされました。
先生に古武士の風格を感じていました。
先生はその時に、山下順源先生を紹介されたのです。

 細川門下
細川門下には佐藤直男、石井邦生、山下順源らが居ます。
したがって、結城聡、坂井秀至は孫弟子に当たります。


山下先生は山崎へ来て戴いて、
私の愚息3人の指導もお願いしたものです。

ある日のこと、
山田規三生少年を連れてこられたことがあります。
また、木谷好美プロも同伴されました。
 
 山下評
黒20ケイマはダメ。稼ぎかけたからには徹底的に稼ぐ

黒41など中を打たないで、43オサエて、地模様にする。

黒72ノゾキは73とノゾイてから、壁攻め。