藤木人見プロ vs 3子 高野圭介

1975年12月4日 於 姫路

166手以下略。 白中押し勝ち




宍粟の碁を編纂
しているとき、

藤木先生に
山崎まで
ご足労を戴いた。


たまたま平形謙治校長との7子局。

途中で、トイレを所望された。ご案内すると、
どうも、次の1手が問題です。頓死せねば良いが・・・」と
聞こえるように独り言。



とって返し、盤上を見れば、「おお、黒危うし」
そこで、黒124ツケコシを提案した。


ここを黒は難なく切り抜けて,見事持碁。めでたしめでたしである。

  cf:「宍粟の碁」藤木人見八段vs7子平形謙治p.282

まことに自然流
先生は関西棋院姫路地方本部と深い碁縁があるので、
平素から懇ろにご指導戴いていた。

先生の温顔と着手の厳しさは別らしい。
しかも、平形先生の7子局も本局の3子局もまことに自然流である。

特に評は無い。