橋本昌二プロ　vs　３子　高野圭介 第２局 正木芳�骼≠S段昇段記念祝賀会席上 1971年3月4日　於　山崎町・正木芳�體@ 247手完　白中押し勝ち
国三郎父君の話	この日、宴席で、ご父君・国三郎父君の話が面白かった。 明治から大正にかけて日本のアマ囲碁界は賭け碁全盛であった。 と言っても、トップアマでは、 強さを誇示するのに、タイトルマッチなど無かったから、 宮本武蔵・佐々木小次郎よろしく、武者修業して、相手を求めていた 国三郎様はそのメンバーの一人で、 碁の新天地を求めて、台湾へ出掛けて行った・・・とか。
関西棋道会	昌二先生にはその後、 大阪の関西棋道会で、ずいぶん打って戴いた。 石井邦生先生もそうであったが、プロの高段者の先生方は 昌二先生ももちろん宴席のお話しでも、作ったような話はない。 それだけに真剣に聞き込んでいた記憶がある。
昌二先生評 参考図の決め所	黒158は参考図のように、上辺オサエが厚い。 本譜168も同じく上辺オサエのところ。 そうすると、上辺の白は只者では無い。 この碁ではこの一手が決め所だった。 確かに、黒は相応によく戦っている。
第２局 がむしゃらな戦い	黒16はハサムところ。 黒24はケイマする。 黒94は95にハネて、攻め合い一手勝ち。 黒96は79をポンヌキの一手。 黒128は127が厚い。 最後の、大石の攻め合いは白一手勝ち。