刮目して見たハングルの世界-Ⅱ 李 玉順(イ・オクスン)先生の講義を主体に 高野圭介 |
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ハングルのお勉強に際し、 先生から「どういう目的で勉強するのか?」という質問を受けました。 大半の方はとても高いハードルを持っておられるようでしたが、 私は簡明でした。 「ソウルの地下鉄で、駅の名前が読めたら、それで良いです」 先生は「まあ、それはできるでしょうね」 |
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そしてええ加減学習半年。 だいたい読めるが、活字に見えだしたくらい。 サラサラではない。 モチャモチャ程度で終わりそうです。 でも、やがてハングルの実地に当たってくると、 大いに役立つでしょう。それだけで大収穫でした。 |
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チョンマネヨ |
チョンマネヨ 「千万よ」という漢字語の言葉がチョンマネヨ。 「千語や万語の言葉を並べて貰っても、どうにもならないよ」の義で、 転じて、「とんでもない」 日本に入って、「ちゃんちゃらおかしいよ」が笑止千万となり、 種々の千万語に転じていった・・・ 迷惑千万・不屈千万・失礼千万・無礼千万・不敬千万などと。 |
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チョンガ |
チョンガ チョンガkは「総角」の漢字語から、独身の男性 チョニョは「処女」の漢字語から、独身女性。 |
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パッチ |
阪神の関本賢太郎が、 連日連夜のようにホームランを打ち、お立ち台に立った。 「私はヒッシのパッチです」と彼は言った。 パッチはハングルのパジ(男のズボン)からの転語と思っていたから、 ヒッシは必死ないし必至で、 パッチを穿く間もないほど気合いを入れた・・・ それも、タレントの誰かが語呂合わせに言ったのが始まり? |
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三千里 錦水河山 |
「三千里」とは朝鮮全土のことをいう。 朝鮮の右上端から左下端までの長さが三千里あるから、 日本の「やまと」のような朝鮮の別の呼称と思っていた。 かって、 松尾芭蕉が歩いた「奥の細道」の距離が三千里という記憶があるから。 しかし、何でも、 大韓民国の「里」は、最末端の地方行政区画の一つ。 距離のことではないのかも。 調べるほどに、朝鮮全土の距離説と断定したい。 |
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愛国歌(朝鮮民主主義人民共和国国歌) 朝は輝けこの山河、 金銀の資源も豊かで、 三千里美しい我が祖国、 五千年の長い歴史に。 燦爛たる文化で育ちたる 賢い人民のこの栄光、 身と心すべて捧げてこの朝鮮、 永久に奉じん。 |
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発音の「音素」 | 発音の「音素」のこと 「ある一つの言語で持たられる音の単位で、 意味の相違をもたらす最小の単位。 ある音が当該言語で 他の音と弁別的である場合に一つの音素を認められる。 それ自体は特定の意味を持たない。」と広辞苑にあります。 たとえば、 日本語は、「ん」の音素は一つしかありません。 「n(ン)」「m(ム)」「ng(ん)」と発音されようが、 日本人には「ん」としか聞こえません。 しかし、韓国語または英語を母語とする人たちは区別ができます。 日本語に比べると、韓国語・英語とも音素の数は多いです。 因みに日本語の音素の数は29個です。 韓国人は「ざじずせぞ」の発音が苦手です。音素がないからです。 「ヂャヂィヂュヂェヂョ」になってしまいます。 「ありがとうございます。」が「ありがとうごぢゃいます。」 「ぜったい。」が「ぢぇったい。」になってしまうのです。 |
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最古の小説 春香伝 |
春香伝( 춘향전 漢字: 春香傳) 春香伝(しゅんこうでん、チュニャンヂョン=Chun-hyang Jeon )は 李氏朝鮮時代(15世紀)の説話で、最古の小説。 妓生の娘と両班の息子の身分を越えた恋愛を描いた物語。 やがて、18世紀頃、 民族音楽的語り物であるパンソリの演目「春香歌」として広まるとともに、 小説化も行われた。 韓国では現在も人気のある作品であり、 映画化も何度か行われている。 これを嚆矢として、 「春香歌」をもとに『烈女春香守節歌』『春香伝』 『水山広寒楼記』『南原古詞』など、多数の小説が記された。 あらすじ 南原府使の息子・李夢龍(イ・モンニョン)と、妓生(キーセン)である 月梅(ウォルメ)の娘・成春香(ソン・チュニャン)は、 広寒楼で出会い、愛を育む。 しかし、父の任期が終わり、夢龍は都に帰ることになる。 夢龍と春香は再会を誓い合う。 新たに赴任した卞(ピョン)府使は、 春香の美貌を聞きつけて我が物としようとするが、 春香は夢龍への貞節を守ること主張して従わない。 激怒した卞府使は春香を拷問し投獄する。 いっぽう夢龍は科挙に合格して官吏となり、暗行御史として南原に潜入した。 夢龍は卞府使の悪事を暴いて彼を罰し、 春香を救出する。二人は末永く幸せに暮らした。 |
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新・春香伝 |
『新・春香伝』はファンタジー漫画。 李氏朝鮮時代の小説『春香伝(しゅんこうでん、チュニャンヂョン)』を 原作としながらも、 アレンジが加えられた作品となっている。 あらすじ 高麗(コリョ)という国に「蓮姫(リョンフイ)」と呼ばれる小さな町があった。 この町を管理していた貴族階級である「両班(リャンバン)」の男は、 必要以上の徴税によって住民を苦しめ、 その息子もまた町中で住民に粗野な態度で振舞っていた。 主人公である少女の春香(チュニャン)は、それが我慢ならず、 悪人を得意の武術で懲らしめる日を送っている。 そんなある日、 夢龍(ムロン)という旅人が、春香の家を訪ねてくる。 |