笑顔で交流・碁の魅力

     第三回金寅国手杯国際シニア囲碁大会に参加して
      (初めての韓国での囲碁交流。二日目の報告)

                                                                深山美代子



 大会成績
11月22日はいよいよ最終日、四回戦と五回戦が行われた。
碁吉会は男女ともに二勝一敗でこの日を迎えた。結果は共に三勝二敗で、個人的には納得の結果だった。



前日の一回戦は置き碁で勝ったので弱いくせになんだか後ろめたかったけれど、
二回戦からは互い戦になったので、かえって気楽になり
相手の棋力に関心を持つ事もなく自分なりに気持ちよく戦えたと思う。

最後の表彰式では碁吉会男性チームは最高年齢賞を授与された。

 青磁博物館
閉会式の後、外国選手はバスで韓国歴史遺産の一つである青磁の里を訪れた。

博物館のなかには9世紀ころに中国からはいってきたという青磁がいろいろと展示されていた。
懐かしく感じられるのも当然で、12世紀ころにこれが日本にも渡っていったとのことだった。



帰途、海辺から見た沈んでいく夕日の姿は実に荘厳で美しかった。

 笑顔で交流
今大会は韓国棋院、康津郡(Gangin City)、多くのボランテイアの協力で
実にスムーズに運営されていた。

通訳として働いてくれた大学生たちも、中国語、日本語、英語と、一所懸命だった。

囲碁を通して言葉や文化、習慣の違った人々が真剣勝負に臨み、結果はともかく、
すぐに笑顔で知人になれるのがアマの私にとっての碁の魅力であり、
少しでも知っていて良かったと幸せを感じる瞬間でした。

今回、シニアだけの為の国際囲碁大会を開催してくださった韓国の方々に心からの感謝を申し上げます。