韓国印象記

感動ー小さな町の大きな試み


                                                        武田 康 自戦記



インチョン(仁川)空港 
インチョン(仁川)空港で、東京組と合流した。
突然、ざわめきが・・・
高野さんが中国の人達と思わぬ再開に、その場が賑やかになった。

やがて、大会事務局の用意したバスに乗り込み出発する。
私は会場はソウル近郊のどこかと漫然と思い込んでいたが
なんとこれから6時間もかかるという。

 金寅(キム イン)九段  
車中では中国チーム、日本の他のチームと一緒で賑やかである。
夜7時すぎ歓迎パーテイの会場に着く。

ここで地元の市長さん、大会のネーミイングになっている
金寅(キム イン)九段等からの歓迎の挨拶を受け、
おいしい食事をいただき、宿舎に入る。

康津市(グアンジン) 
会場になった康津市(グアンジン)は韓国最南端の全羅南道の
多島海に面する人口4万人ほどの小さな町である。
(帰ってからインターネットで調べたところによると)。

おそらく日本人観光客でこの地を訪れた人は少ないのではなかろうか。

 スポーツセンター体育館
さて翌日、会場のスポーツセンター体育館に着いてびっくり、
参加国の国旗はもとより、
盛り花その他で色とりどりに飾られその華やかな雰囲気は
まさに国際大会そのものである。



ここに
男子団体32チーム、女子24チーム、

国別では
日本、中国、タイ、台湾、シンガポール、オーストラリア
それに地元韓国総勢300人余の選手
が一堂に会した様はまさに壮観であった。


主催者は康津市 

韓国棋院などが運営


そしてこの大会の主催者は康津市である。
運営その他は韓国棋院などが全面的に支援しているものの
私の常識では考えられない規模の大会を実施して既に3年目であるという。

外国選手はすべて招待で、我々は観光も含め滞在費その他フリーである。

そして開会式での市長さんの挨拶で
「青少年のこの種の大会は数あるが
シニアのそれがないことでこころを痛めていた」
という発言が印象に残った。


楽しい4日間の旅の

始まり。

 

それにしても国内大会であればその発言もうなずけれるが、
こうした国際大会を企画するとは私にとって驚異であった。
なにはともあれ、楽しい4日間の旅の始まりであった。

ただただお世話くださった韓国の皆様、ことに康津市の皆様に
最大限の敬意と謝意を表したいとおもいます。