攻める方向を間違えて大損する


                             田中弘光 自戦記

丸山豊治五段 vs 四子 田中 弘光

2008年9月15日 稲葉プラザ


84手まで打ち掛け

攻める
丸山豊治プロに指導碁を打っていただきました。

「プロが相手だからと言って、臆することなく
存分に打って下さい」と言う言葉があり、
「攻める」と言う気持ちを持って臨みました。


序盤
黒28手までは思ったように打てました。

ところが「攻め」と言う気持ちが禍して、
黒30手から方向を間違えて、
せっかく築いた厚みを失うとともに、
黒4子まで取られました。

中盤
黒30は「11のF」と打って
厚みを生かしつつ白を攻めるべしとのこと。

「黒58はこの一手」との評。

黒58から70までは相場。

転機
黒70と打ったとき、
黒「13のR」ツケと黒「5のR」のコスミを
見合いにしたと思ったが、

考えが甘いとばかりに
白71のツケから黒76までの進行で後手となり、
白77と守られました

総括
最後に総括講評がありました。

「部分的には良い手と思われても、
大局的に見た場合悪手になっている
場合が見られます。

盤全体を見て打てば
もっと良い打ち方ができると思います」