無心に棋理を追求した快挙

多田昭円 県名人  vs  先 中2  高野雅永

105手以下略    黒3目勝ち

昭和50年12月1日   高野宅
                                  高野圭介 記

ハプニング
まさか!という現象が惹起した。ハプニング発生である。
雅永が県名人に先番で勝ったりしたのだ。

多田さんは昭和50年6月1日、兵庫県名人戦で優勝された。
押しも押されぬナンバー・ワンの座に君臨している。

この頃、威風堂々、オーラが出ていた。

持ち時間
12月1日、夜半11時から打ち始めた。
延々4時間半経って、午前3時30分終局。

その大半は雅永の長考で、結果としては開眼の一局となった。

圧迫感さえ
多田感想

驚きの中で、ひしひしと終始圧迫感さえ感じ、重苦しい時間だった。
中央、黒81ハネられて、イヤな感じが走った。

つい、この間、西村修さんに、井目で打ったばかりだのに、何で??

(フロックとは言え) うーん、強くなったなぁ! 嬉しいなぁ