厦門名人教授杯大碁会

2018年5月21日・26日  暑い亜熱帯の生活


中国名人教授杯の歴史





                        高野虚石 選

囲碁対局 吟行ツアー   
虚石吟 88才に因んで88句詠





(1) 厦門に到着

関空へアベノハルカス夏霞み


関空から出発が二時間遅れた。
唐騰さんは北京から六時間遅れた。

時差は一時間。 暑さと眠さで身体がおかしくなった。





(2) 温故知新

笑み湛えご無沙汰共に新茶席


私は1999年以来本大会皆出席である。

親しくなった棋友が多いが、大勢欠席している。
体調不良ではないか・・・私は最年長なのだが。

宴席のあの顔この顔握手攻め   虚石

 



(3) 失敗と成功の対局

禅問答厚みと模様汗の中  虚石

 
参加者は総勢80人ぐらい。

 
朱錫実画伯のこと

第6戦 天元打ちの棋友


 



(4)  第四名入賞

言祝ぎてビールで乾杯第四位

 
昨年に引き続き四位入賞

大会はスイス方式。勝ち進むと,強者に当る。
結局,1位,2位に2敗Iして4勝2敗となった。
したがって2敗者としては上位となったよう。

 




(5) 馬苓女史

眼の色の輝く人の水しぶき

 
一回戦の直後であった。流暢な日本語で話された。
素敵な彼女と交流の時間が流れたのも当然の成り行き。

囲碁に,プールに,食事に,楽しい時間が詰まっていた。

 




(6) 唐騰・余昌民・梅影悟彦

夏の夜のアイネクライネ耳楽し

 
唐騰さんの献身的なお世話には頭が下がる。
余昌民さんの交流は並みではない。謝謝。

同行の梅影悟彦さんはフルートの交響楽団の一員。
音楽,古墳,ゴルフと旅は道ずれの最高のツアーだった。

 




(7) 厦門一日游

コロンス島 (鼓浪嶋)

炎天の富裕の坂に日本領事館

 
コロンス島 (鼓浪嶋)への一日游は楽しかった。

ただ、33℃と言う真夏の暑さには閉口した。

 


 

(8) 囲碁少年宮

我を向く暑き眼にマナー論


 
唐騰さんの通訳で、国際囲碁マナーを話した。
要は,対局中、石を持たない。音を立てない。の二つ。

質問のお時間に、「コミについて」の質問があった。
鋭いと
感じた。

 


 

(9) いざ帰国

搭乗口かしまし中語なお暑し


 
夏空に「じゃあ来年」と国際線

シャーメンの夏の思い出我独り

忘れもの切符の在りか暑さ惚け