福井県周遊吟行ツアー

2018年4月24日・25日  小雨二日目午後晴れ

虚石吟 71句中・・・自選 26 句 記載

                        高野虚石 選





(1)

短夜や睡魔の襲うバスの席



初めてお眼にかった「花桃」は花水木と同時期に咲いていた。

ドイツのミュンヘンから持ち込まれたという。





(2)

降る雨や眼鏡越しなる若緑



大野市には天空の城・亀山城と湧水の郷・名水「御清水」がある。

越前眼鏡の里は福井の特産工業品である

 



(3)

夏雨や権現様に光あり

 
大滝神社・岡太神社の大祭じは花万燈が彩ります。
美濃紙で有名な美濃紙も特産品です。

 



(4)

枯芝にそぼ降る夏雨二重窓

 
ハーベストクラブ・スキージャム勝山に投宿した。
全国に跨がる会員制ホテルで、元スキー場です。

 


 
(5)

鯉のぼり名もない池に蓮潜る


 
湧き出る澄み切った池に錦を纏った美しい鯉が泳ぐ。
モネの池とも、名のない池も言われ
今回のツアーの中で最も印象に残った。

 



(6)

花桃や恐竜親子お出迎え


 
九頭竜ダムは九頭竜川の上流にある。
冬春夏が混在している。オモシロい。