ムラカワ ダイスケ・アラカルト

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                              浜辺 荘


おたふく山のトントン会など、村川少年のことをあれこれ思っている内に、
記憶がどんどん広がり、昔の想い出が彷彿として蘇って参りました。



ある日のトントン会・・・みんな誇らしげに

 一番チビ少年
村川少年が小学生2,3年頃に企画したトントン会の合宿では、
彼は一番チビで、 おたふく山へ登山したとき、途中で歩けなくなって泣き出し、
私がおぶって帰った事も 懐かしい思い出です。 

 研究熱心な少年
金山教室で大人に混じって、月例トーナメントに入った彼は、
誰かに1手目を 天元に打たれると、自分も家に帰って研究し、
次の試合では自ら天元に打つと言う 研究熱心な小学生でした。

村川詰碁集
最年少で入段した彼を、一緒にトーナメントを戦った碁吉達が、
思いで深い 金山囲碁教室に集まってお祝いをした時、
彼は詰碁集を作って参加者に配るという シッカリした中学生だったのです。

彼がまだ書の訓練を受けてないサイン入り の扇子には、
つたない字ではありますが
「努力」と書かれています。

切磋琢磨の対局
思うに、高野先生をはじめ、金山教室で村川少年と切磋琢磨した
碁吉達との一戦一戦が、どれほど少年の血となり肉となったかは、
当の本人が一番よく知っていることでしょう。

超一流に成長
タイトルホルダーとなった今も、村川七段は昔の囲碁好きの師匠を
とても大切に思っているとは、金山先生からいつも伺っております。

今や彼は囲碁だけでなく人間としても超一流に
成長されたと嬉しくてなりません。

李世弗を破った
 私は、井山棋聖との7番勝負が実現しますように、フレー-フレー・ムラカワ

昨今の充実した村川七段が李世弗を破った一局を記載しましょう。
恐るべき仕上げをとくとご覧下さい。