兵庫県アマ囲碁名人戦A級で初優勝

中浜孝ノ輔さん




                                            高野圭介 編





兵庫県

名人


2019年6月2日に神戸市中央区で開かれた
第63回兵庫県アマ囲碁名人戦(神戸新聞社主催)。

県内の予選を勝ち抜いた強豪ぞろいのA級を制し、初の栄冠に輝いた。
関西棋院のプロ養成機関・院生に2月まで所属していた18歳は
「優勝するつもりで来ていた。勝てて良かった」と笑顔を浮かべる。




決勝戦の相手も元院生の16歳だった。落ち着いた形からスタートし、
中盤あたりまで互角の激闘を展開。その後、
相手のミスで得た流れを手放さず勝利をものにした。





中浜君の小学生時代、手ほどきから輝かしい戦績

名倉囲碁クラブ  宗佐田和男師範 提供


 
名倉囲碁クラブ



名倉小学校の当時の教頭先生は囲碁が好きで
クラブを平成15年9月5日設立させてくれました。
碁石・碁笥も大盤も買って頂きました。

 
 
子ども囲碁クラブ


 
宗佐田和男氏が妙泉寺クラブで、(金・土・日)
午後1時から指導していた頃、
金曜日には授業終わると走って勉強に来ました。


 
 
優勝の歩み



平成25年3月24日ゆうちょう杯Aクラス優勝 2段認定
25年6月2日 日本棋院3段 (3月24日から3ヶ月で)

小学6年の頃には「プロになりたい」と思うようになった。


 
プロとの対戦



産経提供

渡辺貢規プロ vs 4子 中浜孝ノ輔




中浜君の院生生活

それ以降の略歴




                          宗佐田和男 記述


院生

 

中学1年の終わりごろ 、27年1月25日
関西棋院 こども囲碁道場高等部に通い、
院生生活(院生の下のクラス)に入る。
27年2月24日8級から6級に昇級した。

中学2年の2月には院生になった。
しかし、28年2月6日再度8級に下級。

29年正月(高校生)には5級。その後2級まで昇級した。



プロ棋士の卵がしのぎを削る厳しい世界に4年間身を置いたが、
年齢制限で遂に院生は退会となった。



韓国へ

 

それでも囲碁を愛する気持ちは変わらず、
外来試験を通してプロ棋士になるべく現在も猛勉強中です。

「囲碁は、この局面でこうしたいからこう打つという
“表現力”が強くなるほど向上する。それが楽しい」と語り、
プロ試験に向けて「今回の優勝は弾みになる」と喜ぶ。

今年の1月からの消息は不明なので、電話口の母親に聞くと、
「今もプロを目指しているそうだが、これくらいでは恥ずかしい」
との事でした。

令和元年8月23日、碁吉会AI囲碁研究会のしあわせの村から帰宅し、
母親に電話すると、
今は仲邑菫さんが指導受けた韓国の道場に行っているとのこと。

 
現況


現在は、勉強の傍ら、同棋院のこども囲碁道場で講師を務めることも。
「子どもたちに対し、より強い先生でありたいので
一つ結果を出せてうれしい」とほほ笑んだ。

好青年の将来が楽しみです。
現在は神戸市長田区で家族5人暮らし。