家元・中山先生邸に遊ぶ

                                                高野圭介



 風光明媚
ここ鴨川市江見は美しい海岸だが、山の中。私の須磨・月見山と酷似。

本宅と記念館の間には広々とした芝生の庭が自然に融け込んでいて、
今は美しい奥さまと水入らずで、風光明媚を堪能しておられる。

 
天柾の5寸盤
先生所蔵の5寸盤は高川本因坊があまりの名盤に驚いたという
天柾の5寸盤で、絹漉しの豆腐の滑らかさ。気品溢れる風合いである。
大坂商大の谷岡学長が二度も見に来られたとか。

  
至福の時
 先生の石を打つ仕草も優雅だ。がさつさなど、微塵もない。
すべてが恥じ入るばかりであった。

こうして至福の時は丸一日、流れていった。





 新いろは歌・家元の薫陶碁!


中山典之六段 vs 2子 高野圭介

2009年11月11日    於 鴨川・中山いろは歌記念館

132手以下略 黒2目勝ち

                                                高野圭介自戦記



巧いね。 
本局、家元から「高野さん、巧いね。」と褒めて貰った。

確かに、巧い手が3つ。
巧い手というのは

第1は黒82のコウにはじく。
第2は黒108ハネだし。
第3は黒116ツケから118ハネ。

 プロの味
しかし、全然リードしていない。辛うじて残っただけ。
その2つは普通と言えば普通。

確かに、
黒116ツケまでは、白リードと言うことだった。
どこで、やられていたのか?
それが問題、というより、プロの味なのだ。