西条祭りと新居浜太鼓祭り

日本の文化を肌で感じた祭りに参加して

                                 高野圭介



四国の三大祭り


 
阿波踊り
徳島県徳島市鳴門市三好市他)[8月12日 - 15日 他]

 
よさこい祭り
高知県高知市)[8月9日 - 12日]

 
新居浜太鼓祭り愛媛県新居浜市)[10月16日 - 18日


歴史だけなら新居浜がどこよりも圧倒的に長いです。
他の阿波おどり、よさこいに比べても平安時代から続く長い祭りで、
現在の原型の太鼓台も江戸時代に成立したものです。

西条祭りにはだんじり以外に、新居浜と同じ太鼓台も参加してます。
ただ歴史が古ければいいというものではなく、よさこいなんて戦後出来た祭りですし、
近年、新居浜並みに荒れて(ケンカ)いただんじりを大人しくさせています。



西条まつり


 

だんじり・みこし合わせて80台余りの屋台が繰り広げる豪華絢爛なおまつりです。





 
西条祭りが10月16日夜、
NHKニュースで放映された


川入り


10月16日午後3時頃から加茂川の土手に屋台が集まりはじめ、
まつりもフィナーレを迎えます。

川を渡って伊曽乃神社に宮入りしようとする神輿を見送りにきた屋台が
夕日を浴びながら土手の上に一列に並ぶ姿は壮観そのものです。

また、川の中ではまつりの終わりを惜しみ、少しでも引き伸ばそうと
神戸地区の屋台が神輿の行く手を阻もうと川の中で競い合います。
神輿が加茂川を渡りきるとまつりも終わりを迎えます 。





新居浜太鼓祭り

 



新居浜太鼓祭り


もともと太鼓祭りは喧嘩祭りで、
昭和30年代あたりまではどこも喧嘩をしていたそうですが、
時代が移り変わる中喧嘩をしなくなる所が多い中(当然怪我人、はては死人まで出ます。
警察の締め付けもそれにつれて強くなってきましたので)、
何故か新居浜だけは喧嘩を続けています。

 喧嘩が始まると2台で300人以上の人間と2トンの太鼓台が2台ぶつけ合うわけですから、
警察も止めにはいることは事実上不可能です。
時には複数台(4対4)の喧嘩などもありました。
こうなると単純計算でも8台×150人でなんと1200人が喧嘩してるという計算になりますね。

現在では、喧嘩は御法度で、喧嘩は止みました。