「二の字二の字」 は「低位で苦難」と読む

                                       
高野圭介 自戦記

家田隆二八段 vs 二子 高野圭介

2008年12月19日 隆研・稲葉プラザ
130手まで、打ち掛け


地に辛く!
何か不思議な感じだった。
「地に辛く!」という天啓を承けたような
気分になってしまっていた。

隅の「2の2」
気が付いたら
隅の「2の2」を平気で三ヶ所を黒が占めている。

「二の字二の字」は下駄とは読まない。
「負けの基」と読むのだった。

逆の棋風
いつもの棋風なら中を打っている。

1.右上黒26は普通に27の上からアテて打つ。
2.右下黒42.44は107にカケ。
3.左下黒54はともかく、黒58は一つ4線をオス。

蟷螂の斧
本来の体質とまったく逆で、これでは勝てる筈がない。

途中右辺黒86から、
必死のパッチで蟷螂の斧を持ち上げた。
コウの替わりで、黒は幾分か持ち直したようだが。

位の低さ
ここで時間切れ、打ち掛け。

黒は中央の纏め具合に自信が持てない。
大勢はもう回生不可能の様相?

やはり、
隅の「2の2」を3ヶ所も占めるという位の低さは
非力な私にはカバー出来ないと反省!