坂井イズム「いぶし銀」の開花を待つ

碁聖戦第5局へ待望!

                                     高野圭介

 応援団
私は熱烈に坂井を応援しています。
坂井は必ず勝つ!こうして勝つ!と、坂井贔屓に没頭しています。

11月の碁吉会は新碁聖・坂井の歓迎の渦で、坂井プロを迎えたいのです。
きっと、そうなります。

 八卦
先日は
坂井が 勝って、勝ち切って・・そういうシナリオを書きました。

八卦というものは、当たっても当たらなくても・・と言うんでなくて、
当たるから八卦と言うんです。



来る27日の、第5戦の決戦は、
いよいよ「いぶし銀の本領発揮」ともなれば、
細碁は坂井の忍がヨセ切って、残す。

つぶさに見ると、


昔、佐藤教室で、坂井は結城の天敵だった。
それは、同じく、
張栩の華麗な大技は坂井には通じない
その辺のことの裏付けである。

つまり、
張羽の格別な長所に対して、その隙を破れるのは坂井しかない。


しかも、
終盤、ヨセに強い。坂井はヨセは人後に落ちない。
それは、トップ・プレーヤーの必携武器です。

ほんとうに坂井碁聖を迎えることが出来ると、確信しています。
以上、予感、予告です。



週間碁
8月30日付けの週間碁には
「坂井盤石の打ち回し」のタイトルで、勝利を祝っていました。

私は、その盤石の勝ちは、他でもない「坂井イズム」
つまり「平成のいぶし銀」という囲碁哲学の為す技と、
根底に流れる培った忍の心が盤上に現れたものに他なりません。

最終局では、必ずや見事開花するであろうと、予言をしているのです。

プロの検討
週間碁の、
プロの検討には私の気がつかないことばかりでした。
時の解説者も触れなかった。

名人上手に敬意を表して、表現はおそるおそる、やわやわと書いているが、

黒の「攻めが足りない」との評で、普通の表現だと、下記の如し。

 先制攻撃を
1.下辺黒23の、これで充分!というのは気のない手で、
先制攻撃の欠如を指摘していた。


対局者両者も一致した意見だった。 

攻めのそっぽ
2.黒89は下辺の攻めを続行しないで、左辺1目カミトリがそっぽ。
黒80の右にオサエて、攻めの1手。

なるほど・・・まさにその通り。サスガのご指摘。

自明の一手?
私が感動した白78、80・・と、白96には当然の如く触れられていない。

私には感動の一手
白80と相俟って、下辺一帯の黒の牙城に素晴らしい砦を構築した。
一気に細碁。

プロならば・・・この白78は自明の一手なのか!


真っ黒けの下辺打ち込みが、楽ちんに治まったのは望外。
殊勲第一はこれにあったのでは・・・

高野の祈り  
次の27日、シリーズはいよいよクライマックス。
「忍のいぶし銀」の開花を祈るや切。



碁聖戦第4局

白番 忍の 坂井秀至 vs  黒番 碁聖  張 栩

2010年8月19日  於 関西棋院

174手以下略286手完  白3目半勝ち


">