俳句で話そう
                        橫井傘二

選者  藤井啓子
垂水ぷらっと月例紙上句会  投稿

2023年4月号 季題  花疲 入選
愉しみも三日続きの花疲

2023年4月号
季題
バレンタイン


入選
母妻娘それぞれバレンタインの日

2023年2月号 季題  手袋 準特選  
黒革の手袋すれば身も緊まり

2022年11月号 季題  夜長 入選  
言の葉の消えては浮かぶ夜長かな

2022年9月号 季題  ヨット 入選  
誘はれてヨットに乗れば先づよろけ

2022年7月号 季題  豆飯 入選  
豆飯の豆を数へて喰ひにけり

2022年6月号 季題  桜鯛 入選  
江戸っ子の父の包丁桜鯛

2022年5月号  季題  山笑ふ  入選
山笑ふ我に拙き句集有り

2022年3月号 季題 新年一切 入選  
左義長の絶えて久しき浜の町

2021年11月号 季題  霧 準特選  
夕霧へ咥え煙草の男消ゆ

2021年10月号  季題  朝顔 入選  
恙なく朝顔の咲く日々であり

2021年3月号  季題 新年一切  準特選
健やかな妻の有りけり年酒酌む

2021年2月号 季題  おでん 入選  
おでん酒悪しき滑舌指摘され

 2021年1月号 季題  立冬 準特選  
漱石の猫も密かに冬に入る

2020年11月号 季題   露  入選  
生きて良し生かされて良し草の露

 2020年9月号 季題 ソーダ水  入選
一杯のソーダ水から恋となり

 2020年6月号 季題  朧月 入選  
酔ひ醒めの朧の月となりにけり

2020年5月号 季題  春の土 特選
ものすべて春の土より生まれけり

2020年4月号 季題  海苔 入選
のりひびに海光流れ入りしかな

 2019年9月号 季題  噴水 入選
老い二人同じ噴水見てをりぬ

 2019年8月号 季題  夏服 入選  
夏服の一日過ぎれば草臥れて

 2019年7月号 季題 鯉のぼり  入選  
円虹の中へと戦ぐ鯉のぼり

 2019年5月号 季題 春の雨 入選
垂水駅急ぐ背広に春の雨

 2019年3月号 季題 スケート 入選
コーナーをスケート靴の光過ぐ

2019年1月号 季題  落葉 入選  
落葉踏み鈴の音高し海神社

2018年11月号  季題    虫 入選  
鈴虫の韻を踏みたる音色かな

2018年10月号  季題   西瓜 入選  
縁側に火星見る夜の西瓜かな

2018年5月号 季題  卒業 特選
蹴上がりを最後に一つ卒業す