ペトラ遺跡の不思議 先だって、訪れた「ペトラ遺跡」は誠に素晴らしいものであったが、 世界の中で、どのぐらい素晴らしいものであったか? 高野圭介編 |
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「不思議」の意味 上記の書名で景観と訳されている θαύματα とは、 ギリシア語で「必見のもの」といった意味である。つまり、 本来は「怪しい」「ありえない」といった意味は含まれていない。 しかし、英語では「Seven Wonders of the World」、 日本語では「世界の七不思議」などと訳された。 |
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古典古代における 世界の七不思議 |
古代オリエント社会の中で、選ばれていた。 ギザの大ピラミッド バビロンの空中庭園 エフェソスのアルテミス神殿 オリンピアのゼウス像 ハリカルナッソスのマウソロス霊廟 ロードス島の巨像 アレクサンドリアの大灯台 |
中世の七不思議 |
時代の変遷とともに、ヨーロッパ人の地理的知識が広がり、 七不思議として世界中の建造物が選ばれるようになった。 選者・年代ともに不明(14世紀以降と見られる)ながら、 次の7つが一般に挙げられる。 ローマのコロッセウム アレクサンドリアのカタコンブ 万里の長城 ストーンヘンジ ピサの斜塔 南京の陶塔 イスタンブールの聖ソフィア大聖堂 (南京の陶塔以外は現存する。) |
現代の 「世界の七不思議」 |
現代においても、さまざまな「七不思議」が選定されている。 観光振興、遺跡保護、自然保護運動拡大などの 意図を持って用いられる事も多い。 中国の万里の長城 インドの廟堂タージ・マハル イタリア・ローマの古代競技場コロッセオ ヨルダンの古代都市遺跡群ペトラ ブラジル・リオ・デ・ジャネイロのコルコバードのキリスト像 ペルーのインカ帝国遺跡マチュ・ピチュ メキシコのマヤ遺跡チチェン・イッツァ |
新・世界七不思議に 選ばれた物件 |
チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ) イエス・キリスト像(ブラジル) 万里の長城(中国) マチュ・ピチュ(ペルー) ペトラ(ヨルダン) コロッセオ(イタリア) タージ・マハル(インド) |
他に 新・世界七不思議の 候補地に ノミネートされた物件 |
アクロポリス(ギリシャ) アルハンブラ宮殿(スペイン) アンコール・ワット(カンボジア) チチェン・イッツァのピラミッド(メキシコ) イエス・キリスト像(ブラジル) コロッセオ(イタリア) イースター島のモアイ像(チリ) エッフェル塔(フランス) 万里の長城(中国) 聖ソフィア大聖堂(トルコ) 清水寺(日本) クレムリンと赤の広場(ロシア) マチュ・ピチュ(ペルー) ノイシュヴァンシュタイン城(ドイツ) ペトラ(ヨルダン) ギザのピラミッド(エジプト) 自由の女神像(アメリカ) ストーンヘンジ(イギリス) シドニー・オペラハウス(オーストラリア) タージ・マハル(インド) トンブクトゥ(マリ) 以上 |