3月31日

ヨルダン入国とジュラシ遺跡




世界遺産のボスラ市内を観光。

水道、浴場の遺跡の中を歩く。

要塞に囲まれたボスラの
ローマ劇場は
ほとんど完全な姿で
残っている。


劇場の舞台では、
たまたま来ていた
イタリアの観光団が
「オー・ソレミオ」を
コーラスで歌い、

劇場を訪れていた観光客たちの
喝采を浴びた。


ローマ時代の劇場跡。
アリーナの中央部で音を出すと
エコーが跳ね返ってくる。


皆さんヤッホーとやっていたが、
高野さんは自慢(?)のノドを披露。

両の手先を組み合わせ歌うスタイルが
何ともレトロ調で微笑ましい。

劇場の上段に座って小谷さん、
ひやかしげに眺める。

昼ごろヨルダンの国境へ到着、
出入国審査を終えて
ヨルダンへ入国する。

ヨルダンはアラブ首脳国会議を
欠席しており、

シリアとの関係はかならずしも
良好とは言えないが、
国境付近には何の緊張もない。





シリア・ヨルダン比べっこ

                                      前田久子

  

 
隣り合った國なのに、物価の違いに驚き!

 海外へ旅行のたびに、自分宛と友人に絵はがきを出していますが、
シリアでは、US$1で、日本までのスタンプ(切手)1枚と、
おもちゃの指輪2個買いました。

ヨルダンでから日本へ出した6枚の絵はがきの切手代が何と、US%16!!
ただ、これはホテルで頼んだせいもあり、おまけに消費税が16%で、
シリアは消費税ゼロというハンディも加味せにゃということもあるが。


 
食事のことだが、隣国同士で、ほとんど差が無し。

初めは中近東の料理を珍しく戴いたが、
毎日毎日、両国を通じて同じメニューで、あきあき。
デザートと言えば、林檎・オレンジなどの果物が丸のまま。
皿とナイフ・フォークが置かれてあって、自分でしなさい!・・・・と。
でも、小ぶりのリンゴは美味しかった。




午後は古代ローマ都市遺跡の
ジェラシュ遺跡を観光する。

 ジェラシュは首都アンマンの
北50qにある遺跡。

アラブ圏にあるローマ属州の中でも
屈指の大都市でビザンチン時代に
繁栄の頂点に達した。


 しかし、
7世紀初めに
ペルシャ人の侵入によって
建造物の多くが破壊された。

それに
追い討ちをかけるかのような
AD746年の大地震によって
完全に廃墟となった。


ここジュラシ遺跡では

映画「ベン・ハ―」にも出てくる
馬で引くあの古代の
戦車による競争が
実演されるということだったが、

時間の関係で見ることは
できなかった。



遺跡は長い道路の両側に、
おなじみの
半壊した石柱や神殿などが並ぶ。

ふと気づいたことだが、
ヨルダンの観光客は
白人が圧倒的に多い。

シリアと違ってこちらは
アメリカ人の観光客が多い。
皮肉なことに日本人は
数えるほどしかいない。