4月2日


世界遺跡のペトラ


翌2日は
ホテルから徒歩で、
世界遺産のぺトラへ向かう。

入場料を払って
約800メートルほど馬に乗る。
無論、
手綱はヨルダンの若者が持つ。
シークの手前で馬を下りる。


シークは
狭い岩の裂け目のことだ。

その狭い通路を15分ほど歩く。
両サイドが深い断崖である。
はるか上空に青空のかけらが
わずかに見える。


シークを抜け
エル・ハズネ(カズネともいう)
という岩に彫られた巨大な門
(門の奥は広い空洞に彫られており、
中は何もなかった)や
王家の墓などを横に見ながら歩く。

ここは映画
「インデイ・ジョーンズ・最後の聖戦」が
撮影されたところだ。


ワデイといわれる
枯れた谷を登る。

右は枯れた谷、左は崖である。
有料でロバに乗る
ツアー客も沢山いる。
およそ900段の石段を登ると
やっと頂上である。

そこにはエド・デイルという
エル・ハズネに似た大きな彫刻が
岩に彫られている。




本ツアーの目玉! ペトラ遺跡



                                 前田久子

 100メートルもの高さの岩石を見上げながら歩いていたら、
突然、エルパズネの黄金の彫石館が光を射したように表れた。

何という感激!

側で、昔の衣装を着た人達と写真を撮ったら、
たちまち小さな声でチップを要求された。
声こそ小さいが、粘っこく、うるさく、辟易した。

ガイドさんは
「すべて観光用だから無料で・・・」と言っていたけれど。

その日、13qを歩いたし、900段を山名の上まで歩いたし、
少しはるんるんのハイキング気分。程よい疲れで楽しかった。



有名なペトラ遺跡をさらに5km登ると頂上。
見晴らしがいい。

小石が積み上げられた大きなケルン。
頂上であることを示す。

ここまで登り切ったぜと梶原さん、
元気なポーズ。

山の頂上のケルンは
世界共通の人情のようだ。


 

頂上の広場には
売店などが並んでおり、
多くの観光客が休んだり、
散策したりしている。

不規則な石の階段を登るだけで
約50分かかった。



頂上からだらだらと降りたところに
岩に彫られた巨大な神殿があった。

ふと、見上げたら、
その高いてっぺんに一人の人が
悠々と立って居るではないか。

命知らずというか、
登ったら降りなきゃいけないが、

どうしたかしら



しばらく休んで下山した。

一休みのところに
精悍な男たちがいっぱい。

甘いお茶にしばしの休憩の後、
岩だらけの緑のない山を眺めながら
ゆっくりと歩いた。