4月3日

ワディ・ラム

3台の四駆で砂漠を走る



翌3日はぺトラから
ワデイ・ラム(月の谷)へ
バスで向かう。

広大な砂漠のど真ん中の
ベドウイン族の
テント基地へ到着。

周囲はサハラ砂漠と違って
ごつごつした
不毛の岩山が並んでいる。


3台の4輪駆動車に
数人ずつ乗り込む。
広大な砂漠を砂煙をあげて
走りだす。

チュニジアでもサハラ砂漠の
走行体験をしたが同じ要領だ。

空は快晴で車が止まると暑い。
走りだすと涼しい。




ワディ・ラム

                               前田久子

岩山に囲まれた砂漠。とても赤い。
粉のような砂は赤くて、その昔、ほほ紅に使われたとも聞いた。
顔に塗ってみたら、頬にほんのり紅を挿して、元気に見えました。

日本に持ち帰り、前に持ち帰っていたモロッコの砂と比較してみたら、
モッロコのもオレンジ色だった。
しかし、ワディ・ラムのは更に赤味がかかっていて、
一目瞭然その差が分かった。

添乗員の北浦さんが、砂漠へ出発間際まで、
マスクやスカーフを口うるさいほど注意していたのに、
お陰で砂埃もなく、快適な砂漠探検だった。

ところが、済んで、昼食後、あっと言う間に砂嵐?
視界が悪くなり、地平線も遠山も砂の彼方。
とてもラッキー!



第1次大戦のとき、
「通称・砂漠のロレンス」が
ベドウイン族を率いて
オスマン・トルコ軍と
戦ったところだ。

ロレンスが隠れていた洞穴も
ガイドのベドウインの若者が
案内してくれる。


映画「アラビアのロレンス」も
ここで撮影されたそうだ。
ベドウイン族のテント・レストランで
昼飯をとる。

ベドウインについては、
本田勝一の「アラビア遊牧民」
(朝日新聞社)
という名著がある。
ぜひお読みください。



翌4日の午前は

アンマン市内
アンマンの国立考古博物館、
アンマン城跡を観光して
アンマン空港へ向かう。

全員無事帰国した。
めでたしめでたし。