細心の注意が盤全体に

テレビ対局


互先 金 世鉉 vs 先番 中園清三
   (外国語大)     (法政大)
先番コミ6.5目出し

日韓大学OBOG囲碁交流戦
2005年11月19日
於 韓国棋院(ソウル)

持ち時間 各20分 秒読み30秒3回
127手完 黒中押し勝ち


                                        高野圭介記




解説 韓鐵均七段
テレビ用条件
別室での対局である。

特別対局なので、持ち時間も違う。
改めて、握り直しだったようだ。


解 説

韓鐵均七段


テレビで、韓プロの解説付きで、放映された。
早くから「黒が打ち易い」「黒優勢」と流れてくる。


なるほど、白があちこち薄くなっている。
黒は細心の注意を盤の隅々まで払っている。
「ええ加減」という言葉はどこにもない。

でも、この優勢な碁を勝ちきることの難しさを
痛いほど知っている私は、仕上げにも、
細心の注意をされている様子が手に取るように分かる。

解説の韓七段は韓国でも最高の人気棋士と、聞いた。
後の、宴会の時、隣の席で、感心することしきりだった。

韓国棋院入り口
中園自評
白18は方向が問題。左辺の方が大きそう。


黒29ツケに、白30は、29の下(Qの9)にハネるべき。


白86では、下辺55の上(Mの4)キリから、
左(Lの4)へ打つのが機敏で、以降が難しい。


白94は味悪。


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