ソウルでの日韓交流囲碁大会

                                          高野圭介


      

Friendship


 日韓大学OB・OG親善交
流戦が開催された。

2004年2月に日本が韓国
を訪問し、同年11月に韓
国が来て今回が3回目だ。

お互いに、タイトルホー
ルダークラスを含み、
日本側は中園清三さん、
吉田晃さんほか、15名
のメンバーで訪問した。

将来は、中国や台湾も
参加するものにしたい
と、語り合っている。



2005年12月5日付け 週間碁の記事
 
興奮

冷めやらぬ

すべては、わずか一日だけの出来事でした。
しかし、私にとって「興奮冷めやらぬ・・」と冒頭に書きたいほどの、
中身の凄い、感動のツアーでした。

会期中碁は世界語!
ほとんど不自由のない会話でした。


朝ぼらけ

    

ソウル市内

散策



年寄りの冷や水と
いうのだろうか、
最年長の私と
ハルミさん。

二泊したが、
二日とも早朝から
散策に出かける。


ソウル市内 朝の散策

零度近い寒さの中、地図を片手に探しながら歩くのだが、
韓国のハングル文字は表音文字で、いわば、カタカナ社会。
読めないハングル文字を手探りで探し当てて食べた軟粥。
味噌とか、松餅(ソルビョン)とかも手に入った。

現ソウル市長が政治生命をかけて作ったという川底公園も歩いた。
冷蔵庫の中にいるようで、冷え込んだが、それはそれで、楽しかった。

韓国は近い。時差も無く、テレビはBSを誰でも受信できる。
 韓国の儒教思想は日本の50年前の状態のままだという。
だから、長老を敬う敬老の精神は見事なもので、それが、
日本にブームを沸き起こす、韓流の源泉になっているのだそうだ。

韓流といえば、日本で、人気のあるドラマの舞台が、
私たちが韓国の碁友と夕食をご一緒した料亭「大長今」であ
る。

韓国棋院
               
日韓大学

囲碁親善交流戦





韓国棋院に到着、
会場に張られた
横断幕

「2005韓日大学
OB・OG親善囲碁
交流戦」
に、

少なからぬ緊張感
が走る。




主将・中園清三さんは打ち合わせに、どこまでも忙しそう。
あちこち小手調べの碁が始まっている。
武知さんは思わぬ再会に手を取り合った朋友が十数人も居たようだ。

   

 本戦は15名ずつの対抗戦。結果は
第一回戦・七勝八敗、第二回戦・七勝八敗と、
全体では敗け越したが、上位で、日本の勝ち越しとなったことは
「さすが日本強し」と言った声を聞いた。

 対局風景
      
棋 譜

(テレビ放映碁)
   

韓国棋士・車敏洙と中園清三          中園清三 vs 金 世鉉
棋 譜
    

    
中園清三 vs 郭 雄求
棋 譜
   

高野圭介 vs 権 五
棋 譜

    
武知ハルミ vs 李 源姫      
思い出の

棋 譜

(1977. June 07)


 ゙ 薫鉉九段 vs 三子高野圭介
 囲碁朋友
      
金香禧 洪承希 高野圭介 朴章禹師範      李洪烈九段  高野圭介 韓鐵均七段

      
 山崎史子   武知ハルミ   高野圭介     李源姫 武知ハルミ 山崎史子 児島総枝

「明知大学校
囲碁学部」

こと

「囲碁大学」








囲碁振興の源泉は
「数百と言われる
碁会所」
と、

巷の声が本当と
信じていたし、
それに異論はないが、
他に、更なる
源泉があった。


「何が、碁会所を
要求させたか」
を考えるとき、

実は、
もっと別のところ、

囲碁社会の仕組み:
囲碁教育教育課程
にあった。


 「明知大学校」(ミョンチ・テハクキョ)の存在。
それを人々は一口に「ミョンジ-」と、呼んでいる。
更に詳しくは 「明知大学校・芸体能大学囲碁学科」 つまり、
MYONGY UNIVERSITY  Dep.Paduk College of Art & Physical Education 。

 これでは、詳し過ぎて分かりにくいと思うから、
砕いて言えば「囲碁大学校」ということになる。



私の知る限り、

その囲碁大学から本大会には、二人の教授が参加されていた。

一人は私(高野)と対戦した、権五武齡C教授である。

もう一人の金眞煥専任教授は選手としてではなく、
運営に携わっておられたのだろう。

きっと、他にも、もっと大勢の方がおられたのかも・・・


また、その卒業生の中で、BADOOK TV の社員となっている二人にも会った。

一人の洪承希さんは山崎史子・児島総枝さんと対戦した。
洪さんは4年間修学後、就職後3年という、日本語のできる秀艶で、
武知さんと二人で、渾名を「ミニ、イングリッド・バーグマン」と付けていた。

もう一人はオリンピックスタジアムで、小学生、1,350人を集めて開会中の、
九路盤大会の演出をされていた、Dong Kyun Lim(漢字名不詳)さんである。


 洪さん金さんは武知さんと私を伴って、地下鉄で、十幾つかの駅を
行ったところの、オリンピックスタジアムへ連れて行ってくれた。



 
その道すがら、また、観戦しながら、聞いた話をお伝えしよう。


 囲碁大学では、在学中、英語、日本語などの語学を半分。
後の半分は囲碁に関する諸々の知識を習得し、実戦は2時間程度。
(とは言っても、アマ韓国5段・日本の7段くらいになる人も・・・)

卒業したら、碁の普及、囲碁活動に挺身し、囲碁界に尽くすが、
海外の碁コングレスにも参加し、その後、各国へ交流を求めて
散らばっていく、そのような囲碁活動もあるようだ。

 これにはたまげた。


 強い棋士がどしどし輩出している秘密に触れた。

武知さんが下記の記述の通り
子供の底辺の拡大組織の素晴らしさをご覧下さい

韓国の トーナメントプロへの近道は

5〜6歳の子供の中から、才能のある子供を英才教育して、
プロに叩き上げる



日本で、
院生の経験者、アマトップクラスという方々が、
対局のトーメンとには熱意はあっても、ジャンルが違うので、
普及活動など、韓国の明知大学卒のような在り方は難しかろう。

彼らを何とか、囲碁普及活動に寄与する手だてはないものか・・・と、

思案したまでだ。


 囲碁の底辺を

 広げる、

子ども

1350

九路盤の熱気



武知ハルミ記



日本で学生OBOG戦にも出場したこともない私が
 ひょんなことで、ソウルで開催された碁会へ行く
高野さんに同行することになった。

武知ハルミ


二回戦を打ち終わって宴会までの二時間足らずの間に
 たまたまオリンピック室内競技場で開かれていた、
こども九路盤大会に連れて行ってもらった。

一歩足を踏み入れてがーんと迫る熱気に度肝を抜かれる。
こども1350人プラス父兄、スタッフ約1500人のど迫力!


こどもたちは初心者で、父兄のいる観覧席では
大盤をいくつかおいてポン抜きの説明。
日本で活躍中のアマ強豪ホン・マルグンセムさんも
「碁のお兄ちゃん」役を勤めていた。

スポンサーは製菓会社で、
賞品のお菓子詰め合わせの大箱が山と積まれていた。



最後は歌のお姉さんが子供全員参加の歌で盛り上げて、
あー楽しかったーーー
お土産を抱えた親子連れがうれしそうに帰って行った。

これで韓国の囲碁人口はまたまた増えたかな?

全国5,6箇所で同様の大会が企画されているという。

         

「来年は釜山でもある。何人集まるか楽しみです」
と、囲碁友達のキムヒャンヒー(金香禧さん)。