腰は万動の元


                                                     高野圭介


「今、弾丸サーブ(へにゃへにゃでないのこと)をやってますねん」

テニスでッか?

「バーンと打ち込むサーブに取り組んでいますねん」

「無理はあきまへんで。先日ウインブルドンで、
錦織圭があの若さで・・・腹筋の肉離れで棄権しましたやないですか。
歳も考えんと、腰を痛めまっせ」

「それが、腰が堅くて、回転が悪く、巧くいきませんねん」

「いやあ、もっと痛めまっせ」

もう痛んでますねん


腰の回転が、身体もゴルフも支える

勢い、回転打法の導入が
焦眉の急となっている




             確かに、強力サーブ(話)に取り組んでから、
    軸足の左足全部と、右肩に問題が生じてきた。

整形外科医
「これは変形性脊髄症ですから、腹筋を鍛えたら治ります」

接骨院・柔道整複師
「これは座骨神経症候群ですから、
腰のツボの張りを取らないといけません。
それとても、全身関係がいっぱいですから・・・、」


太極拳師範
「腰が冷えたのかも。温めて、針も効くそうだけど」

自力整体師
「腰の回転が悪く、悪循環に入っています。
腰はスポーツすべての根本ですから、
腰から身体中の関節、筋肉をほぐしましょう。
動かしながら治すのですよ。」


テニス・コーチ
体調のことは一言も言っていません。






ここ、
2ヶ月ばかり、腹筋を鍛え、整体法で整え、
針以外のすべてのことをやった。
今では九割方、正常に近くなってきた。

どれがどのように効いてきたか?
いよいよのところ分からないが、
何となく
急所に効いたところは分かってきた。

 そして、
テニスの強力サーブも、ゴルフのドライバーも、
大改革を断行して、
徐々に掌の中に入ろうというもくろみが、
現実のものになれば・・・。