西光嘉左衛門のこと 西光博司 |
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嘉左衛門は剛直不撓の人で、どんなことがあっても挫けない精神の持ち主であった。 神戸一中の快男児であった。社会人として,現役の職務中も、退職後も同様に 須磨地区の郷土のため公共のため誠心誠意正義の味方として尽くされた。 |
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嘉左衡門は生涯を通じて、 「人間の剛健不屈の精神の鍛錬は端艇趣味の普及徹底にあり」を持論としていた。 端艇(ボート)の鍛錬を重ね、競漕大会で大いに活躍していたことが残されている。 その間、 愛艇「鉄拐」「衣掛」を建造したり、私財を抛って端艇趣味に英気を養っておられた。 |
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嘉左衡門は正義の人であった。 氏は郷土・須磨に於いて、東須磨青年会会長として、須磨倶楽部委員として、あるいは、 平和速成会に参加して,郷土発展のため、住民の福利厚生など、鋭意実を挙げた。 しかれども、ある事件が勃発し、司直の手に掛かることになった。 結局、仲間は有罪。嘉左ヱ門只独り無罪を克ち得たという事実がある。 以て瞑すべし。 |
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