クラブを考える

                    高野圭介

イギリス 一人旅  
1988年、イギリスを一周巡る一人旅をした。

 ロンドンからヨーク、エジンバラ、インバネス、スカイエ島、グラスゴー、
ウインダーミア、ストラットフォード・アプオン・エイボンと
一ヶ月近く何の予定もない汽車のきまぐれ旅行だった。

クラブを作ろう  
中でも思い出深いところはエジンバラである。

ジム・クック(Jim Cook)という碁友とジムの主宰する集いで碁を打ったり、
セントアンドリュースでゴルフをしたり、4日ばかりジムと一緒だった。

 その時、ジムは楽しかったので、二人で「碁を打つクラブを作ろう」と言う。
次、いつ会えるか分からないのにと思ながら、OKと二人クラブを作った。
 あとで聞くと、意気投合したら、二人でも「クラブを作ろう」となるのだそうだ。



ロストボールになったとき、彼は「Better than OB.」を連発していた。

 クラブの成立  
クラブは200年ぐらい前からヨーロッパで成立した。

 その歴史的過程の中で、社交クラブ、政治クラブ、文芸クラブ、歴史クラブ、
スポーツクラブ、カントリークラブなど様々な類型のクラブが生まれている。
21世紀においても世界各地で多数のクラブが人々の生活の中に根付いている。
そもそもカントリークラブはは地方の仲間の集まりのことで、そこでは
ポーカーやらクリケットをしたり、食事をしたり、結婚式も挙げたりもする。

日本のクラブ 
日本に入って、ライオンズクラブなど社交場になったり、
クラブツーリズムの名前とか、ナイトクラブになったりもしている。


日本でゴルフのカントリークラブはゴルフ場だが、
因みに、イギリスのセントアンドリュースゴルフ場は、正式には
セントアンドリュースオールドコースで、カントリークラブではない。

クラブが最適


このたび、須磨のヘラクレスの集いに、クラブが最適と直感した。
名付けて「須磨ヘラクレスクラブ」

願わくば楽しいクラブとなりますよう。