紹興・上海訪問の今昔

                                                高野圭介
紹興画報   上海画報

魯迅の阿Q正伝
紹興は魯迅の町。紹興酒の町

魯迅の『阿Q正伝』のあらすじ

「困窮農民の家に生まれた阿Qは職もなく、金もなく、女性にも縁がなく、字も読めず、
容姿も性格も最低というおよそ人間として最下層に位置する存在であった。

阿Qは<精神勝利法>と呼ばれる一種の癖を持っており、どんなに詰(なじ)られようが、
喧嘩で負けようが、結果を都合の良いように取り替え、心の中で自分の勝利としていた。
ある日、阿Qは地主の女中に手を出してしまい、村民からまったく相手にされなくなる。
貧窮して盗みを働き、逃亡生活を続ける中で、革命党が入城した事を耳にし、
わけもわからぬまま“革命”に一味しようとするが果たせず、
逆に革命軍の略奪に加担したとして、無実のうちに見せしめの処刑に遭う。」


Qという字は面白い。
阿QのQは村上春樹の1Q84のQだし、高橋尚子のQちゃんのQだ。



2010年浦東観光
今回2010年は、豫園、上海博物館、そして浦東の森ビルへ行った。

豫園では松本さん、赤田さん、杉田さんの3人が迷子になったりした。

上海博物館では碁を打っている呉須釉薬の壺を見付けた。
また唐三彩の焼き物に素晴らしいものを見付けた。

       
2010年上海観光 
中国では「金の茶碗」とは銀行のこと。
「鐵の茶碗」とは鉄道のこと。
絶対に食いはぐれのない堅固な職業の義だ。

我々は「メッキの茶碗」


浦東は金融の最先端。シンボルが493メートル.ハイの森ビル。
頂上まで80秒でエレベーターが運び上げてくれる。
見下ろすビル群の景観は見ものだった。



     

1978年夏

黄埔江船上の囲碁


上海は私にとって懐かしいところだ。

神戸新聞創業80周年記念行事の訪中囲碁団の一員として、
1978年夏、上海を訪ねた。

その時、金艶プロ二段(当時、省吾中学2年・おかっぱの女学生)と、
黄埔江の船上で打ったことがある。

白番の私は結局、中押しで負けてしまった。

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