名士教授杯本戦第2局

互先  高野圭介  vs   先番  張  強

  
                先番7.5目コミ出し

2016年5月9日  於 ヒルトンホテル

140手以下略    白中押し勝ち



                                      高野圭介 記





懐かしの張強さん

張強さんは北京の屈強トップ5の打ち手。私も20年の付き合いがある。
棋風もオールラウンドプレーヤーで、腕力の強さはまた格別と心得ている。


序 盤

黒7ツメはナウイ。手強さを感じる。
黒21ハサミの変化球に、コスミぐらいだったようだが、打ちたくないので、苦吟した。
白は辛抱を重ねたが、上辺黒61に、下辺白62とツメて、持ち直した。

局面が急変

黒73が張さんの持ち味でもあり、力任せの第二戦の皮切りだった。
シチョウがらみで右辺を白126とポン抜いて勝負となった。
続いて、白140まで、黒三子を制しては、白に傾いた感がある。

                                高野圭介 自戦記