名士教授杯本戦第3局

互先  
廖 四鳴   vs   先番  高野圭介

    Liao Siming       先番7.5目コミ出し

2016年5月9日  於 ヒルトンホテル

171手以下略    白3目半勝ち



                                      高野圭介 記





省代表的強豪

廖四鳴さんは見るからに強そう。 四川省切っての省代表的強豪。
後で聞いた話だが、余省民さんが、今までに一勝一敗の打ち分けと言う。

勝敗もだが、私にとっても面白い碁だった。
廖四鳴さんはこの後、私の打ち碁をいつも観戦されていた。
キッと、彼にとっても新鮮な碁であったに相違ない。


序 盤

右上隅からの丁々発止と石の軋む音が快く聞こえてくる。黒43まで、リズムが合ってきた。
ところが、黒55、二目抜きは間が抜けていた。ここで一手遅れた。(とも知らずに、打っていた。)

ここに、家田隆二プロの評がある。
「黒は47ポン抜きと57ケイマの2点が打てたので、黒は負けられません。」

中盤の攻防

第二ラウンド・・・黒141までの攻防。
第三ラウンド・・・黒147から・・・最後の攻め。


最後の決断

薄かった黒151オサエ。これで、中央に備えておけば、どうだったか?
活きがが見えていたとはいうものの、残念な結果となった。


                                高野圭介 自戦記