無鉄砲的中央指向に面食らった!


互先   張 炳灿    vs   先番  高野圭介
zhang bingcan            

2016年5月12日  於水目山親善碁会

153手以下略    黒半目勝ち



                                     高野圭介 記




張 炳灿先生の碁は強烈だった。無鉄砲的中央指向に面食らった!
立ち上がりから、我々日本の常識を大きく破ったものに直面。

関西棋院・家田隆二プロ八段の評。
張炳灿会長さんは実力満点。名誉職とは思われない良い碁です。」




私と張会長の碁が終局した。私はトイレに座を外した。
帰ってくると、大勢で盤を囲んでいる。
どうも、持碁一の局勢なのかな? 果たして下馬評は??


張 炳灿は「形勢如何?」と問うてきた。
「負けてはいないが、勝ってもいない」と答えた。 結果は半目だった。




読めないから、一手ずつの感で。

阿部さんが「あの半目は読んでたのですか?」と、聞かれたので、
私は、「対局最中には、打ちながら、この手が打てたら残っている。
あそこを打たれたら、足りない」などと、読まないが、感じている。」と言った。

阿部さんは「武宮プロも同じようなことを言ってます。」と言われた。
私は,そんなおおそれたことを言っているのでは無くて、
読めないから、第一感で感じているだけなんです。