淡水句会

2022年11月17日(木)



高野虚石:吟詠俳句集





月例 淡水句会


                                
  高野圭介


中杉隆世:清水 修:藤井啓子諸師のご臨席を賜り、
かってない盛大な句会となりました。



ご紹介・特別参加者・・

啓子師はホトトギス同人。著書『輝く子』俳句集。
垂水のプラット句会「俳句で話そう」の選者です。

令和2年巻頭句   草原に歌うがごとく清水沸く  啓子




中杉:清水入撰句   落葉焚母となりても母恋し   啓子






中杉特撰   大根洗ふまつ正直にまつ白に   啓子




中杉隆世師との貴重な一枚の写真。いい思い出となった。





清水特撰  しぐれつつ消えゆく人の影のあり  隆世



隆世師のことば・・『はなびら』虚石著 p.63より

「俳句は目にするものを反射的に写生することです。
季題に集中することです。      その中で
心に響く言葉との出合いを見付けることができます。
それが推敲です。表現に命を削るのが芸術家です。」



中杉特撰  しぐれけり山の辺の道歩きゐて   修







中杉隆世 入選句




さざ波の光啄む冬かもめ     高野虚石



中杉隆世 入選句



パターゴルフボールに止まる秋の蝶  虚石



当日の特選句


特撰句

 
神戸なら港時雨と言ひにけり     橫井 司


特撰句


星飛びて不思議を引きて消へゆけり  高嶋 衡


中杉入選


境内にかくれんぼの子冬もみじ    西村ひとみ




隆世師の本名は「隆昭」です。初め、隆代にしたが、修正して最終は隆世。