淡水テニス倶楽部レポート

2010年5月22日 本学テニスコート 快晴 *



                                                                         



                                                     高野圭介

実戦から学ぶ




ゲーム毎に

体力が落ちてくる


22日(土)快晴の中、6ゲームセットを3試合した。

第1ゲームから回を重ねると、自分の調子はだんだん下りに悪くなる。
これは例会でも同じ現象が出るが、
毎回ゲームをするたびに、体力が落ちてくるのが分かる。
何ともならんのが加齢のなす技と受け止めた。

トップAクラスのダブルスが常にボレー戦に終始することが新しい発見だった。つまり、
フォーメーションを考えさせられた。これが本日の最も重大な学習であった。

 
        

ダブルスの私流

フォーメーション


雁行陣は、役割分担があります。前衛側と後衛側で、基本的に攻撃と防御。
平行陣はより攻撃的な陣形だろうか(形によっては超守備的になりますが・・)

笹川 浩さんは「並行陣のボレーはきっと、高野さんに向いていると思う。」
管 則雄さんは「従来の雁行陣の方がずーっと良いのでは?」
関東の名手・栗岡俊丈さんはボレーは相手によるから、
いっぺん挑戦してみたら、どうでしょう。」とサゼッション。

さまざまなごご指導を戴いた。

 
ネットを取れ!
テニスの同じランクなら、平行陣でネットを取った方が有利という定説がある。
つまり、バックラインへ押し込まれるのは非勢と言うことになる。


         

囲碁理論でも


中へ中へ!


韓国流では

中央の価値が高いという
発見(見直し)から、
実戦主義の囲碁へ。


ソウル・
明知囲碁大学(俗称)
チョン・スーヒョン教授
の言葉。


囲碁で、橋本昌二九段が天元の回りを指して
「この辺りが私ら、プロの飯の種や」と言われたのを思い出す。

囲碁400年の歴史の中で、江戸時代は隅を重視した局面の進行が多く、
隅の定石も大いに研究された。

そして、
1934年、呉清源・木谷実の共同研究による「新布石法」が発表され、
日本の囲碁界は一気に中央を重視した近代碁に突入した。


隅の1子より中央の1子の価値が違っていることが実績で証明されてきた。
同じ棋力なら中央の近代碁はコミにして、2~3目違うということも。


したがって、当初4.5目のコミが現在では6.5目が定着しており、
いずれ、7.5目の世界が待っているように思える。

 
           
 焦点は加齢問題
移動視力は落ちる一方だが、鍛える筋肉は80代もまだまだ増加可能と思う。
思考力も鍛え続ける部分は、・・・例えば囲碁の分野では・・・
今なお充実への道は向上し続けている。

したがって
年齢は当面無視続けることにして、自分のこれからのテニスを考えるとき
それぞれの長短はあるが、出来なくても、今後、ボレーを中心に稽古することとした。