生涯のテーマを友と語りたい

学部22回西村市郎



この度高野大先輩のご好意により淡水テニスクラブの項目に私の写真を掲載していただきました。
それにともなって自己紹介を兼ねて近況を述べたいと思います。


還暦のテニス

淡水テニス
 

深化するテニス



私は今年満60歳になりいわゆる還暦になります。
小幡先輩のご好意により奈良の榛原テニスクラブを二年前に
紹介していただき週2〜3日のペースでテニスを再開しました。


大学には月1〜2回小幡先輩に連れられて現役の相手に行っています。

70歳までは上手になれそうなきがしますので、
ひとつ一つの技を雑誌を参考に再検討して新しいテニスに
対応していけるよう何とか頑張っています。



お蔭様で現役の時よりも体力・持久力・敏捷性は別にしますと
技術的には上手になっていると思いますし、
技術についての考え方も深化しているとおもいます。


余命あと40年

生涯のテーマ


人間は理論的には120歳まで生きられるそうです。

55歳で会社を退社したとき余命あと40年くらいを今までの考え方を
大きく変えて自分の思い通りに生きてみようと
13日間の
信貴山での断食をスタートに新生活にはいりました。


生涯終えるまで続ける主たるテーマを探しました。

@体の変形を解剖学的基本の肢位にもどし健康を取り戻す「しんそう療法」の研鑽

A耕さず・薬剤を使用せず・肥料も施さず・雑草とともに米野菜果物を作る「自然農法」の実践

B体の故障を伴わないテニスの向上におき、
それに加え現役時代まったく無縁であった小説を楽しんでいます。

(最近では話題の村上春樹の1Q49・東野圭吾の白夜行・塩野七生のローマ人の物語・
馳星周の不夜城・新堂冬樹の溝鼠などが印象に残っています)

以上のテーマを追いかけていくと、けっこう何がしかの共通点が見えてきて
新しい楽しみが増えます。

健康の条件  
特に一般に必要と思われていたり、常識とされている事が
案外当てにならないと考えるようになるのが楽しいです。

さらに
心についても身体に関しても健康であるための条件の
ようなものが浮かび上がって来ます。


端的な例として、私の治療院に例外的にうつ病患者が二人いますが
二人とも見事に改善しています。

ひょっとして私の考え方が正しいのかもしれません。

お釈迦様のおしえ


アルボムッレ・
スマナサーラさん

 
何にもまして嬉しかった事は、
スリランカの上座仏教の高僧で日本で布教活動を行っておられる
アルボムッレ・スマナサーラさんの著作にめぐり合えた事です。

講演も一度聴きに行きましたし著作は15冊ほど読みました。

オリジナルのお釈迦様のおしえを現代人に分かりやすく解説している内容です。

元々のお釈迦様の教えは宗教というよりもあいまいなものを一切除去して
確実な事のみで構成していくまったく科学そのものであるそうです。


生涯の方向性など

飲みながら

友と語りたい


お蔭様で自分が生きていくうえでの方向性について迷う事がなくなりました。
ただ正しいと分かっていてもできない事が多いいですが
それは修行が足りないだけのことです。

そうであっても方向性に確信がありますので気持ちはかなり楽になります。


このように現在生活していますが年々加齢していくにつれ
人それぞれの経験が多岐に特殊化していくためなのか何かのテーマについて
語り合う機会がほとんどなくなりました。
さみしいことです。

この記事を読まれて前褐のテーマで酒でも飲みながら語りあいたいと
思っておられるお方がいらっしゃれば幸いです。

(おっと、釈迦様は酒はだめと言っておられます。
しかし、そこは修行不足ということで・・・)