山下敬吾君、7歳で小学生名人に。



互先 山下敬吾(北海道旭川市・小学2年)
vs
先番 高尾紳路(千葉県桜木小学4年)

第7回少年少女囲碁大会 決勝戦
1986年8月5日 日本棋院・NHK
148手以下略 白10.5目勝ち




両棋士はスターダムにのし上がって、
今をときめくタイトル・ホールダー。

「棋道・囲碁年鑑」1987を紐解いて、
希有の天才・両人の棋譜を見付けた。
栴檀は双葉より芳し。

本年、2008年から22年前の対局を届ける。



驚くべき天才・7歳の山下君が現れた。
6歳の時碁を覚えて、1年半の快挙である。

決勝戦はこれまでに例のない低学年同士。



山下・天才の誉


武宮正樹元本因坊は「天才!」と太鼓判。
菊池康郎も「小林棋聖の再来!」と感嘆。


今日あるを予告していた。


武宮評


黒17まで、堂々たる布石。
白32は難しい。
黒33では36カケも考えられた。
黒41では42と頑張りたい。
黒49も38とツギたかった。
白52まで、白有利の局勢。
黒93で、96ヒキなら、穏やかであった。
白98からコウだが、白102の実利は大きい。
白136は碁を決めにいった。