碁やゴルフ衣も着せず楽しかるべし

                                 高野圭介

 


 金華山は岐阜城の天守閣に登ったとき、西側を流れる長良川に沿って、
車の流れが小さく見える。 岐阜 美濃 C.Cに急いだのがありありと浮かんできた。

振り返ると、
 土田正光プロと安田陽子、森露子さんと4人で、美濃カントリークラブでのゴルフ。
2000年10月20日と2004年07月06日 の2回、岐阜 美濃 C.Cと記録がある。


クラブは森露子さんが私用に1セットご用意戴いたのを思い出した。


ここに、土田先生作「お笑い上達囲碁かるた」がある。
たいへんな傑作で、どの句も痛快だ。

その中で、「負け続け 棋士に習うの止めたのだ」をご覧戴こう。




天才・土田正光九段のこと






 



「ま」
の句の種明かし

かって、安田陽子さんは岐阜県の女流チャンピオンだった。
更に磨きを掛けるべく、土田九段の直弟子として、ご指導を受け続けた。

時代は、若返りの最中とて、陽子さんは苦杯を呑むばかりとなった。
「土田先生、高い月謝で、負けるばかりとは、…云々」

土田先生金言の種明かしである。

陽子さんと露子さんは愉快痛快素敵なコンビだった。
二人で武宮正樹九段のオッカケをやっていた。

お二人は言うだけ言って、(露子さんはある日突然人生をリタイアされた)
矢張り碁に、ゴルフに、仲良いお付き合いはズーッと続いている。