一見にしかず屋久島の自然

杉・ガシュマロや滝・・・・猿・鹿に海亀・・・・自然の驚異におののきながら

2012年2月15日~17日 曇り時々しぐれ

                                            高野圭介



「一人ひとりが、
真の自己に出逢う・・自己実現・・することによって、
結果として社会が変わっていく」

山尾三省(1938~2001)





    聖老人 

            山尾三省

 


世界自然遺産
屋久島は豊かで美しい自然が残されており、
島の中央部の宮之浦岳を含む屋久杉自生林や西部林道付近など、
島の面積の約21%にあたる107.47km²が、ユネスコの世界自然遺産に登録されている。
(因みに、島の広さは淡路島とほとんど等しいぐらい)

(注:日本の世界自然遺産 ・屋久島(1993年12月)
白神山地 (1993年12月)知床 (2005年7月)小笠原諸島(2011年6月)


 

屋久杉
屋久島の土地の土台が花崗岩の森に育つ屋久杉は、表土が少なく、
栄養と日照に恵まれず、成長の悪い樹木といわれていますが、
木目が詰まっており、樹脂(ヤニ)をたくさん含んでいるため腐りにくいそうです。

日本では杉の南限が屋久島で、
一般的に500年といわれるスギの寿命をはるかに越えてたくましく生き続けます。

通称、樹齢1000年以上の杉だけを屋久杉と言います。
1000年以下を小杉、植林の杉を地杉と区別しています。

その屋久杉は、標高にして600m以上から1300mくらいの所に多く自生していて
1200m前後に巨大杉が多く見られます。


 

 弥生杉と紀元杉
有名な屋久杉には、ウイルソン杉・3000年、大王杉・3000年、
夫婦杉・2000年、三代杉・3500年、翁杉・2000年、、、と指折り数えられるようです。

樹齢7200年と言われる縄文杉は世界最古の植物ともいわれている別格の聖老木。

私が足を運んだのは、
白谷雲水峡の弥生杉・3000年と、紀元杉・2000年と2本の巨木であった。


 

 千尋の滝
千尋の巨大な一枚の花崗岩と天然照葉樹林の中を
(左の花崗岩の一枚岩は雨の日など、一面に滝になるそうです)

落差60mの滝が流れ落ちる様が、とても優雅な滝です。


      

 大川の滝
日本の滝100選にも選ばれた豪快な大川(オオゴ)の滝、
もちろん屋久島一とされている屋久島を代表する滝です。

滝壺を眼の前に覗き、飛沫にかかりながら間近に見ると、雄大な滝に感動しました。


 

自然共生
人間2万。猿2万。鹿2万。と言われるように、自然が共生していて素晴らしい。

ウミガメの産卵海岸
とか、ガシュマロの群生地などを訪れた。