囲碁での生き死になんてチョロコイ

矢野健一医師と 会員制鮨処・平野で会食




新春の一日、矢野健一医師と碁を囲む。


                                          高野圭介


  

 会員制鮨処・平野  
 碁が済んで、北新地の「会員制鮨処・平野」で大変なご馳走になった。
見たこともない、食べたこともない魚が次々と出てくる。
魚がすべて新鮮で、色がピカピカしている。種類といっても凄い。

例えば、
蛸の足に付いた吸盤だけの料理。マグロのキアイ。
直径が10数糎もある壺貝の刺身。。。。


 極楽は天上天下にあるものと思っていたら、平らな地上といっても3Fだが、
足の届くところにもあった。




珠玉の宝石
人の出合っておもしろいものである。

矢野先生は常に充満した
「気」に包まれている。
しかも、卓見に輝く人に出合うと、珠玉の宝石に出逢う新鮮さと
未知への憧れに似た感動を覚えるものだ。

矢野健一医師はまさにそのような人。


  

 「矢野エッセイ」  
片手に持てないほど多くのの「矢野エッセイ」を戴いている。
先生の視点が素晴らしく、筆のタッチも流暢で鋭い。


カイラス巡礼  抄

矢野健一


2011年、70歳の時、
チベットの奥のカイラス山(5000b級)に登ったとき、高山病に罹った。
肛門が弛緩し、地獄を見かけた恐怖を感じた。そのときの述懐がある。

「死にそうな目に遭わされた!
それによる一種の満州引き上げ効果か、
囲碁での生き死になんてチョロコイものだと、
ちゅうちょなく鋭い手が打てるようになり、半目強くなった。」


 碁石茶 お土産の碁石茶

「碁石茶」は全国どこにもない独特の製法
をもった、数少ない発酵茶のひとつです。
煮出しても良いし、急須で飲んでも良い。
甘ずっぱい香り、独特の風味、そして
タンニンが少ないことが特徴です。
 70歳のラグビーOB  
この寒さの中でも、先生は半袖シャツ一枚。
筋骨隆々70歳でラグビーOBのメンバーで、月2回はコートに立っているとのこと。

改札で握手の手を差し出したら、軽く握られたのが、私の握力の何倍かで、
私の掌はしばらく元に戻らなかった。うーん。




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