囲碁・ゲのゲのタカゲ

cf:ゲゲゲ G&G テニス

                                                 高野圭介

            妖怪天国

鳥山石燕「今昔百鬼拾遺」より「目目連」               一目連という妖怪?       

 高木・ゲゲゲ大神
先だって、高槻でテニスをした。

碁友・球友・高木 順選手のお化け技に驚いた。

先ず、スピードがあって、手も足も出ないノータッチのファーストサーブが良く入った。
角度があって、左右のコーナーいっぱいに入ってくるのだ。

かく申す高野が、
コートの真ん中からのグランドスマッシュが足元を突いて、決まった!と思った途端、
パチンといい音立てて、倍のスピードで、返ってきたのである。

快調そのもの、このお化け球に「高木・ゲゲゲ大神」の称号が与えられた。

 ゲのゲの高木
「ゲ・ゲ・ゲのショットはまぐれです。・・・囲碁・ゲのゲの高木より」
とは高木さんからの返歌です。

な・な・な・なんと、
テニスの名手が「囲碁・ゲのゲのタカゲ」妖怪とは!
(下の下じゃないよ。妖怪のゲのゲだよ。)




目目連(モクモクレン)



 鳥山石燕の画集『今昔百鬼拾遺』にある日本の妖怪に、目目連(モクモクレン)がある。

荒れ果てた家の障子に無数の目玉が浮かび上がった姿で描かれており、
解説文によれば
碁打ち師の念が碁盤に注がれ、さらに家全体に現れたものとある。
妖怪研究家・村上健司はこれを石燕の創作物と指摘している。


妖怪漫画家・水木しげるの次女・悦子は、
中学時代の修学旅行先の京都府の旅館で、
障子に格子に目のようなものが浮かび上がって動き回る現象を、
同級生たちと共に目撃している。

ゲゲゲ本家・水木しげるはそれを「目目連だ」と語ったという。

 一目連という妖怪
他に、一目連という妖怪があるが、
一目連(イチモクレン・ヒトツメノムラジ)は天候を司る神とされ、
多度大社(三重県桑名市多度町)別宮の一目連神社の祭神で、
本来は片目が潰れてしまった龍神も言われるそうな。

囲碁・不捕不死の妖怪
思うに、

目目連は、目は売る程欲しい碁打ちにとって、碁の神様のような妖怪であり、
一目連は、一目だけでも活きのある石の妖怪のように見えてきた。

いやさぁ、
「囲碁のゲのゲのタカゲ」は目を取っても取っても死なないとは・・・

・・・さては・・・囲碁・不捕不死の妖怪と化けたな?