音を楽しんでいる姿勢 2015年12月14:3回目の検耳 高野圭介 |
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乗り物の快音 | 最近、電車や車のシャーと走る音がとてもリズミカルに 聞こえるようになってきた。五月蝿いと言うより快音である。 この話をすると、この音の捉え方が大事なので、 それが雑音に聞こえると、補聴器に慣れにくいのだそうだ。 |
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音を楽しむ姿勢 | ともあれ、いろんな音を楽しんでいる姿勢は、 補聴器に慣れるという意味では、最高のスタンス!と、 慣れが快調に進展していると評された。 |
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包公湖の危機 | 車の音で、ふとあの日のことが蘇り、肝を冷やした。 昨年のこと、 中国は開封市で名人教授杯囲碁大会に参加したときのこと、 夜の観光に、杭州の西湖に劣らないという包公湖を訪ねた。 夕方で道もよく見えない。人道も車道も同じで、 そこへライトも付けず音も無く静かに車が通り過ぎた。 私はその真横に平気で居た。並み居る友人達が「危ない!」 しかし、私はその危機一髪も実感はなかった。 その友人の中に居た私の愚息・雅永は 「お父さんはボケ始めた。もう危ないよ」と、 帰国後家内に伝えている。 今にして思うと、音が聞こえなかったために危険だったが、もし、 ハネられていたら、私は老人性ボケでやられた。となるでしょう。 |
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五感と第六感 | 音の方向が分かることで、往来の激しい道路での車両の 接近が分かるなど危険の回避にもつながります。 また音の方向に意識を向けることも容易になります。 五感(ごかん)とは、古来からの分類による5種類、 すなわち視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚をさす。 第六感とは。ヒトが外界を感知するための五感以外の多種類の 感覚機能であろう。その第六感なんて、いつでもあるものでは無い。 |
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視覚と聴覚 | 視覚と聴覚の関連について、さまざまな研究もされているようである。 マーシャル・マクルーハンらによって視覚空間と対比され論じられた、 聴覚によって捉えられる空間。聴覚空間はマクルーハンよれば、 視覚によってとらえられる空間は均質かつ連続的、静的な 容器のようなものであり、反対に聴覚空間は不均質かつ 非連続的、動的な流れのようなものである。と。 |
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補聴器は 無機の救命具 |
今回の補聴器は両眼の働き同様に、両耳で音の方向、 遠近感などの判別の出来るような機能があるということだ。 なれば、命の問題で、「この歳になって、どうでも聞かなくては ならないというようなことは、何一つ無い」とタカを括っていたのが、 とんでもないことと知った。 補聴器は盲導犬ならぬ無機の救命具でもあろう。 |