淡水句会

2021年1月20日(木)



高野虚石:吟詠俳句集





月例 淡水句会


                                
  高野圭介









虚石特撰



永き日のごとく短き日を生きつ   中杉隆世

 
虚石撰


酔ひどれの天使のごとく独楽笑ふ   中杉隆世


ささやかないのち膨らむ寒雀   橫井 司


当日の虚石入選作

虚石:十点投句中八点入選は初めてのこと


 
中杉 佳作

 
口ずさむモーツアルトや初日記  虚石


高嶋衡特選

 
瑞雲や茜一片全天に     虚石


三点入選

 
 
悪人や善人顔に年暮れる   虚石


入選

 
負の遺産薄紅のほだ煙   虚石


入選

 
朦朧と赤の誘惑実南天   虚石


入選

 
剝がれ来る前頭葉や冬霞   虚石


入選



惚けたる鏡のわが身年明ける   虚石


橫井司入選


息白しケイタイ・キッス硝子越し  虚石




コロナ旋風が一層激しさを増している。

それにつけても、もっと真摯に俳句に対せないものか。
矢張り、突っ込む時間。大いに反省!