淡水句会

2021年3月18日(木)



高野虚石:吟詠俳句集





月例 淡水句会


                                
  高野圭介








中杉隆世・秀逸


花々の寄り合ひ咲くよ昼下り   山田早弓


高野虚石 特撰


風花の捕ふればみな消えにけり  西村ひとみ


虚石投句詳説

下萌えや六合の核いずこぞにや   虚石


六合について

中国では天地東西南北の宇宙を指す。
呉清源は碁盤は六合とし、調和を求めた。
六合の核、碁盤の中心はどこか?
碁の要諦である。



淡水句会は時間的にルーズなのが問題

時は金なり。いいえ・・時は命なり・・
囲碁では時間に遅れると、持ち時間は2倍にして引かれる。
淡水句会では
少ない仲間だから、ナアナアで、一時間でも二時間でも待つ。
そんな悪弊が通念として罷り通っている。


情に棹差せば流される とかく運営は難しい



 
虚石投句

 
為す術に放心の呈指凍ゆ    虚石


 虚石投句


凍て返る取り付くしまのありなしや   虚石





コロナ旋風が一層激しさを増しいる。

それにつけても、もっと真摯に俳句に対せないものか。
矢張り、突っ込む時間。大いに反省!