高野圭介 百人一譜

      
 

精錬された正統派

いよいよの実力は充実されているものと私は推測している。

白番 高野圭介 vs  定先  関口 清

シーパル須磨碁吉会25周年記念碁会    201510月21日(水

152手以下略      白中押し勝ち

                                     自戦記   高野圭介




まさしく正統派
関口さんはテニスに碁に、私とよく似た趣味に生きておられる。
品性、精錬された方で、ともかく、常に真っ当な判断の方だから、
碁もまさしく正統派。ケレン味が無い。

豊かな国際交流  
毎年、欧州コングレスと日タイ友好囲碁大会は恒例の参加です。
今年は、チェコの第59回欧州コングレスに参加しましたし、、
タイの第9回日タイ友好囲碁大会にも参加してきました。

特に、昨年はキューバ、今年はメキシコと、旧交を温めてきました。
この二つの紀行文をご覧下さい。

メキシコ訪問記   関口 清   キューバ訪問記  関口 清

実力充実
中国の名人教授杯はよくご一緒した。

甲組(Aクラス)で勝ち越しても優勝は難しいと判断されるや、
翌年は乙組(Bクラス)で優勝を浚ってしまった。

関口さんは控え目ではあるが、いざのときは勝負に出る習性があると、
思っているから、表面の段位と実力は別で、いよいよの実力は
充実されているものと私は推測している。

充実人生  
過ごしてきた生活の余波で、現今は「経営指導のボランティア」という
高邁な仕事に従事されていて、詳細は不明だが、
充実人生真っ只中なのでしょう。

誰も発想が違う  
碁は一人一人発想が違う。同じであるはずは無い。
私が違和感を感じたのは上辺黒27と左辺黒41。

関口さんは中央白72ノゾキに打つ手に窮した、そうです。

決定的だったのは黒93ノゾキ。アジ消しで、負けたら敗着と思った。

中央白134ツケでアジ悪でも止まっているかと思っていたが、
白148で、大事には至らないと判断出来た。