囲碁を考えて打つ
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囲碁のロゴス・パトス・エートス理論
2016.Jan. 高野圭介
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碁のストーリー
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囲碁を考えて打つ
碁にはストーリーがある。ストーリーには構想が要る。
勝負は構想:設計図。その設計図は一手毎に組み替えられている。
棋理は常に二律背反にあって絶対でなく、3割は反棋理も正しい。
棋理の理解は碁のグレードを高める。
囲碁分析三部門論
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囲碁部品=棋理
ロゴス:囲碁部品
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囲碁部品=棋理
1.序盤
1.1に空き隅2にシマリ
2.一間トビに悪手なし
3.ケイマのツキヌケ
4.ポン抜き30目
5.アキサンの愚形
2.中盤
1.ダメヅマリ
2.キル:ツナグ
3.封鎖:閉じ込める
4.2目の頭:3目の真ん中
5.追い落とし:打って返し
3.終盤
1.ヨセも力なり
2.二線の価値
3.先手ヨセ
4.逆ヨセ
5.味よいヨセ。
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囲碁設計図=囲碁哲学
エートス:構想
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囲碁設計図=囲碁哲学
1.生きている
2.常に攻めを目指している。
3.中央重視
4.弱い石から打て
5.生きている回りは打たない
6.壁に近寄るな
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碁組立工場=実戦=棋譜
パトス:ヨミ・直感
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碁組立工場=実戦=棋譜
1.生きているか
2.攻めと攻めた後
3.手筋に乗って
4.手順で様変わり
5.地合と模様のバランス
囲碁は囲碁を構成する棋理と、囲碁哲学という理念という
二つの基盤に立って一局の碁をどう織り上げていくかと
いうノウハウで、盤上に具現するのが実戦である。
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棋理は普遍の定理・公理か
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幾何学に平行線は永遠に交わらないとか、三角形の内角の和は180°
などというユークリッド幾何学の絶対の定理に匹敵している。
しかも、その逆も真なりという非ユークリッドの世界があって、
その二律背反がいよいよ棋理に玄妙の世界を約束させている。
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