そないせんといてぇなぁC

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そないせんといてぇなぁA

そないせんといてぇなぁ@


                                                         高野圭介

アマプロ論議 
  碁のアマプロ論議の中で、いろんな視点がある。

1.プロを支えているのはアマダから、アマの囲碁人口が減ってくると、
プロ界もおかしうなってくるだろう。

2.プロの九段は多すぎるぞ!なれば、日本棋院と関西棋院の並立よりも、
JAPAN棋院と、九段棋院の二本立てにするのはどうか?
九段になれば、全員九段棋院に所属して、九段だけの手合いで打つ。

3.アマとプロは(ヨミの)土俵が違うので、オープンの対局は至難。 




 詰まるところ、ヨミの差だ


今回俎上に上げた問題提起はアマとプロの土俵のことである。
相撲では土俵の広さが問題になる。

碁では、訓練が違うから、ヨミの深さ、速さが根本的に違うのがミソ。
いっぱんに、プロが時間を掛けたらたいていの詰碁は解ける。
その速さが碁の強さのバロメーターとなる、と言われている。

つまり、アマ・プロの根底に横たわる差というものは、詰まるところ、ヨミの差だ。


中国の強さ
読み」の力の差、知って刺激



2010年4月8日号
asahi.comより転載


囲碁のプロ棋士を目指して精進する日本棋院の院生10人が、
2010年3月下旬から4泊5日の中国合宿を体験した。
北京市の中国棋院で同世代のプロやアマの胸を借り、
一流棋士の指導も受けた。

ハイレベルで層の厚い中国碁界を肌で感じ、大いに刺激になったようだ。

 2勝4敗に終わった一力遼君(12)は、
「中国の人は終盤の『読み』が必要とされる部分がとても強い」と実感した。

日中間の「読み」の力の差については、
孔六段が中国のトップ棋士・常昊九段らから度々指摘されるそうだ。
若い頃から詰碁やヨセの問題などを徹底的に勉強し、
基礎的な「読み」の訓練を数多く積んだ中国棋士は、
勝負どころの読み合いで、日本の棋士を上回るのだという。

ヨミの裏付け 
ヨミは「予想の裏付け」である。

プロ養成の訓練は、攻め合いと死活、形勢判断と正確なヨセ。
しかも、それらが確かなヨミの本筋と本手に裏付けられて盤上を支配する。

アマらしいアマとは、ヨミに弱いことが第一の要件。
石の動きをなぞった形を感覚として養成していて、ほとんど読めないのが普通。
総じて、ヨミの裏付けに問題を生じているとしたものだ。

プロは死活に強く、中でも、
トップ・プロは正確無比のヨセが出来るのが要件。
プロの碁はスポーツの要件を備え、アマの碁は文化の範疇に籍を置いている。




ヨミの質の相違

 

したがって、碁で、アマがプロに相対するとき、筋・形のマネは出来ても、
哀しいかな、たいていが
「そないせんといてぇなぁ」と、抵抗も出来ないまま、
尻尾を巻く結末となることは必死。
それはヨミの質の相違からきている。

古来、武士の戦場では、
天守閣が焼き落ちるか、殿様が自害させられるか、どちらかで敗北を決定した。


凄惨な戦いが、ちょっとゲーム感覚で終焉を見たというのだから、面白い。
将棋とよく似ているではないか?

 
近隣諸国  
昨今、中国の艦隊が沖縄辺りを自由に闊歩しているようだし、
韓国の竹島問題も、向こうの言いなり。
北鮮の拉致問題もまるっきりベールの中。

日本は近隣諸国に対し、
「そないせんといてぇなぁ」一辺倒


トヨタ・バッシング

トヨタ・バッシングも想像以上に厳しい。しかも長期に亘るかも知れない。
これが、単なる車自体ではなく、その裏にある、何ものかが問題で、
それだけに、日本経済に及ぶ影響は計り知れないものがある。

「そないせんといてぇなぁ」ぐらいで、好転できるかどうかだ。

 鳩山の優柔不断
沖縄の基地問題で、アメリカさんだけは親日派とか、口だけいろいろすり寄って、
不言実行まで行かなくても、有言不実行に近い感触をさらけ出しており、
鳩山の優柔不断はアメリカの更なる不信を買っている。

身の毒に、トヨタが日本を代表して、晒し者にされていても、
「そないせんといてぇなぁ」ぐらいで、手も足も出ない。

日泰・共々

企業のヤミ献金 

泰国・バンコク騒動も、与党・民主党への企業のヤミ献金が事件の発端とか、
デモ隊への発砲は反社会行為で、人民の敵をいう折り紙を付けられた今、
政府の敗北を決定ずけさせられた。

日本も同じシュテエーションにあるんだが、
鳩山・小沢のカネマミレ・ミンシュ政治は無く子も黙る無法ぶり。
日本国民は「そないせんといてぇなぁ」泣き寝入り中。

もちろん騒動はゴメンだよ。

 平身低頭が現状

日本の囲碁プロのヨミはアマには卓越していても、
韓国・中国へ行けば、同じプロ同士では・・・・嗚呼やんぬるかな、
「そないせんといてぇなぁ」平身低頭が現状とは情けない。

いずれ、シズやシズ、シズノオダマキと昔を今のお出ましを期待しましょう。