淡水句会
2020年2月20日(木)
高野虚石:吟詠俳句集
月例 淡水句会
高野圭介
昭和22年2月22日午后2時22分は、私は高校1年生で数学の授業中だった。
2020年2月20日(木)は20の特異日。
その日、私は淡水碁会と交友句会。そして須磨区囲碁大会の三つが重なった。
私の所属する「須磨離宮前クラブ」は突然ながら三月末を以て解散することとなった。
したがって、小曽根寛之会長の断っての要請で、最後の碁会に参加した。
たとふれば独楽のはじける如くなり 虚子
私は8段で参加し、A-1の席。澄んだ独楽のような心境で臨んだ。
幸いにも優勝し、掉尾を飾って会に報いた。
内観俳句論
高野圭介提唱
当日の特選作
今回は第百回めの句会である。心は三つ身は一つ。欠席投句となった。
中杉・平岡 W特選
お針子の中の漢や針供養 今城公徳
W特撰は珍しい。 男でなく、漢がいい・・・とのこと
高野虚石:卆寿の詠句
祝卆寿あの顔この顔ニッコニコ 虚石
私は2020年90歳卆寿を迎えた。皆様の嬉しいお祝いを戴いた。
私の日常は早寝早起き・禁酒禁煙。囲碁とジム。お陰で身心とも若々しい。
希望なる若さを保つ年迎ふ 虚石
老の春談笑歓笑ワッハッハ 虚石
老いの坂ジョギングの朝凍ゆるむ 虚石
中杉入選・平岡佳作
幸福は歌うが如し歳暮るる 高野虚石
中杉入選
樽酒や
新玉の年香を放つ
高野虚石
中杉佳作
天元や心ときめき年明ける 高野虚石
会員特選
ガヤガヤと石も語らふ初連碁 高野虚石
中杉入選
刃折れ矢尽きしことく枯れし蓮 高嶋 衡
平岡特撰
父歌ふ「雲に聳ゆる・・・」紀元節 今城公徳
たる人間よ