淡水句会

2020年3月19日(木)



高野虚石:吟詠俳句集






淡水俳句会・・この一年

 淡水No66記載 2019~2020

                       中杉隆世選


秋誉れキラリ輝く波頭            虚石


笑顔良し阿吽の呼吸秋ヨット        虚石


秋風やツーカーフレンド旧知仲       虚石


穴子飯松帆の浦や秋の風          虚石


右行くも左抜けるも秋の浪         虚石


 
月例 淡水句会


                                  高野圭介




今回は思いも掛けず、コロナウィルスパンデミックの最中句会となった。

今日もジムの風呂上がりのい顔で電車に乗った。殆どがマスクの顔。

マスクして互いに人を疑うや    中杉隆世

真っ黒なマスク行進株式欄     難波和子

春寒や嚔ひとつで視線浴び     難波和子






 内観俳句論

高野圭介提唱


当日の特選作


平岡 特選
 卒寿


幾山河越えて卒寿の花に酔ふ   大森 尚


心を打つ一句が私を捉えた。

野花摘む少女の生みし我が命    山田早弓

 今、京都から孫の愛ちゃん(小4)がコロナ避難と春休みで、大好きな須磨に来ている。
千載一遇絶好のチャンスと、スイム・バイク・テニスの私の特訓が続く。
少女は我が命そのものだ。

くるくるや汗踏む少女我が命        虚石

跳ね跳んで球追う少女春テニス      虚石


人が句を紡ぎ、句が人を紡ぐ。良い句にドップリ漬かって良い人にドップリ浸かる。
それが淡水句会。
70歳の時糖尿を宣告された。爾来、7時早寝3時早起きと禁酒を遵守し、
適度の運動 20年が経った。独善の日課がテーゼとなっている。 謝謝。


中杉入選


囲碁ゲーム人生ゲーム冴え返る     高野虚石


中杉佳作
 
 
古雛や腰痛端座辛かろう         高野虚石


義兄淳氏逝く

ゲンゲンや大正昭和平成令和貫けり  高野虚石


中杉入選  
君の色に染まる日を待つ春隣       大森 尚

中杉入選
春の夜イヤリングから外しけり     今城公徳















たる人間よ