淡水句会

2020年8月20日(木)



高野虚石:吟詠俳句集





月例 淡水句会


                                  高野圭介









 内観俳句論

高野虚石提唱


当日の特選作


中杉 秀逸


秋めくや人の恋しき風となり   橫井司(傘二


暑さもやや衰え、何か秋の風情を一人の恋しき風に捉えた。
「秋めく」という季題の実感がよくでている。
淡い人生のロマンと共に,世の儚さをも感じさせる。  隆世


中杉佳作


無門關墨蹟の香夏館          高野虚石


三島の龍澤寺  たらちねの生まれぬ前の月明かり   中川宗淵

白隠禅師が修行者たちを前にしての公案 「隻手声あり、その声を聞け」


中杉佳作


ラベンダーひと束の窓涼の風      高野虚石


中杉佳作


遠雷や達磨の喝の心頭に         高野虚石


中杉入選
高野入選


 
花も好き花の名も好き秋海棠     今城公徳


中杉入選
高野入選


老輩や折り目正しき半ズボン        
高嶋 衛