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紹興の碁悦に興じる



第16回 中外名士教授囲碁大会

2013年4月25日~29日 於 浙江省・紹興市

                                     高野圭介

 禅問答の碁悦
「解の無い囲碁」という禅問答がある。

誰も正解を持ち合わさず、決まった時間の中で、自分自身で考え、
自分自身の決断と戦う碁悦の境に興じた囲碁三昧の三日間を堪能した。

ここ紹興は紹興酒の本場。 紹興酒・10年ものはまさに絶品である。

 勾践の忠臣・范蠡
       

文化の薫り高い紹興の街で歴史を辿れば、
臥薪嘗胆・越王勾践と呉王夫差の生き様を垣間見た。すなわち、

古代中国・春秋時代に起きた呉・越間の抗争を背景に、
2人の王・越王勾践と呉王夫差の生き様に、
勾践の家臣・范蠡の尽力が語り継がれている。




風光明媚の滋味に溢れた紹興の散策はまた得難いひとときであった。

紹興の一日
朝まだき、紹興博物館の前広場でグレードの高い太極拳に参加した。

王羲之や書の大家の作品を観、魯迅・Qちゃんの足跡を訊ねた。

夜のとばりは「雲来居」の粗食という贅食の街で舌鼓を打った。

いよいよ紹興は文化人のメッカ以外、表現が見付からない。






解の無い囲碁という紹興の禅問答

                                 高野圭介


我が家・須磨の上空を西に指して、いざ中国へ


囲碁大会圧巻の総まとめ・・・碁は勝負もだが、どう戦ったか、だ。


忠臣・范蠡と児島高徳


 グレードの高い太極拳・・・中国では最右翼の実力か

 
王羲之や書の大家の作品比較


「雲来居」の素食(精進料理)


紹興の日遊


 紹興の夜景と魯迅の「Qちゃんのお話」。


六然先生の「帰らなむいざ」