第61期王座戦挑戦手合五番勝負 第4局 12月8日(月) 互先 井山裕太王座 vs 先番 村川大介七段 先番コミ6.5目出し 251手完 黒中押し勝ち 2014年12月8日 高野圭介 ネット観戦記 文中、*印は浜辺荘論評 |
井山裕太王座 vs 村川大介七段 解説は 今村俊也九段。 関西棋院の最年少プロ入り記録11歳10か月を持ち、将来を嘱望される。 日本のプロ棋士で見ても、日本棋院での二十五世本因坊治勲の11歳9か月に次ぐ記録であった。 (その後女流棋士枠での採用では藤沢里菜が11歳6か月で更新) また 、当時囲碁界初の平成生まれかつ90年代生まれとしても注目され、 2004年に廃止された大手合を経験した棋士で最年少である。 |
王座戦はいよいよ佳境に入ってきました。 村川がカド番に追い込まれたというより、三番勝負の2局目なんです。 いよいよ正念場です。村川の本領を信じて、応援観戦します。 私は浜辺荘さんとネットで結んでパソコンの前で意見を交換していました。 |
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立ち上がり、黒9まで、焦臭い総掛かりの様相を見せてきた。 黒11は、白のシマリを防いで、自分だけが締まったという黒の理想形と思う。 黒17まで甲乙は付け難いが、黒が走っているように思える。 * 序盤から、井山棋聖が工夫してますが、黒が打ちやすそうに思います。僕もずっと観戦します。 今村俊也評者の同意見。 左上隅は手割りは白良し。もちろん手数が違うからではあるが。方向は黒良し。で、双方○ |
下辺白44のとき黒45キリ、47ひん曲がりの二発が当然とはいえ、強烈で、黒やったか。 *貴重な先手の右辺黒のニ間開きがぴったしで、白の上辺の地では足りない様な気がする。 何れにしても細かい碁で、そう云う戦いは村川の得意分野ですが、相手が井山なのでどうなるか? *上辺の攻め合いは、黒145で2線に割り込んで押さえた時、 1線に下がれば村川の勝ちの様に思いますが。 ここは結局本コウになって、黒がツイだ。 続きは総括へ |